梅雨明けーーー!
早速猛暑なので
真夏の怪談話をひとつ
大学生のとき
門限が22時だった。
元々父親が設定した門限だが
父の兄(私の伯父さん)が
癌で亡くなると
父は「どうあがいたって人はいつか◯ぬんだな」
と言いパタっと門限がなくなった。
その後だ
父親が門限に厳しかった頃は
私の味方をしていた母親が
豹変した。
「お父さんやりすぎだよね」
「お母さんも門限早かったからあなたの気持ち分かるわ」
言葉だけは味方をしていたのに
(言葉だけで父親と話をするなどの行動は一切しない)
私の帰りを
暗い家の中で
地縛霊みたいに
待つようになった。
母親は
「◯時までに帰ってきなさい!」
などの強要はしない。
遅くなると連絡をしても
その時は怒らない。
ただ
恨めしそうに
私が帰るまで
意地でも起きているのだ。
あるとき
バイトの遅番終わりに
同じ駅に住んでいるメンバー5人くらいで
ラーメンを食べてから
歩いて帰ったことがある。
時間は終電後の
2時くらいだった。
母親には連絡はしていた。
5人で私のマンションに向かって
歩いていると
うちのベランダにゾンビが立っていた。
「え!??幽霊!?ゾンビ!?」
とびっくりしたが
母親だった。
母は私の帰りを
夜中のベランダに立って
待っていたのだった。
ゾンビが放った言葉はひとつ。
「お母さんが心配してると思わないの?」
私は「起きてたの…?」と
驚いた。
ゾンビになる程
心配させてしまったのか。
母親の表情や態度に
違和感を覚えながらも
反省した。
これは
娘を心配するあまり
ベランダで娘の帰りを待つ
健気な母親の話?
違います。
それが分かったのは
母親=自分だと気づいてから。
母親=自分
新婚子なしのとき
夫が幼馴染(男の人)と飲むと言って
出掛けた。
夫は0時を過ぎても
1時を過ぎても帰ってこなかった。
連絡もなかった。
自分から連絡する勇気はなかった。
飲み会に水を差して
嫌われたくなかった。
でもこのままで終わりたくなかった。
だから私は夫が帰ってくるまで
起きてると決めた。
ていうかイライラしすぎて
眠れなかった。
放っておかれて
蔑ろにされてる
惨めな自分。
ベットの中で悶々としていたら
4時頃夫は帰ってきた。
私が寝てると思ってるだろう
夫がベットに入った瞬間
「何時だと思ってんの。
連絡なしはあり得ないでしょ」
そしてひと言。
「私が心配してると思わないの?」
夫は「起きてたの…?」
私が母親に言ったのと
同じ返しをしたのだった。
夫から
蔑ろにされてると思った。
でも飲み会を楽しんでいる夫に
「早く帰ってきて」
とメンヘラをする勇気もない。
心はメンヘラなのに
それを認められなくて
でも夫に「これは妻を蔑ろにする行動だ」と
思い知らせたくて
罪悪感を煽るために
「私が心配してると思わないの?」
という攻撃をしたのだった。
完全な
ショック状態ですね。
悪者になるのは嫌だ
でも分からせたい
そのために
被害者になった。
夫には全く効かなかった。
母親理解
お母さんは恨めしそうに
ひどい娘だと文句を言って
悲しい虚しいと嘆くだけで
私と話し合うことはしなかった。
それは
お母さんの目的が
娘の安全
ではなく
お母さんを蔑ろにするな!
というのを
思い知らせるためだから。
真夜中のベランダに佇むゾンビには
バイト仲間も
震えたらしい
