"Wall of sound"の世界  04 | カボチャ大王 rock'n'

"Wall of sound"の世界  04

Wah-Wah  / George Harrison

(イギリス)
 
 
 
 
 
アルバム All Things Must Pass
 
 
 
 
 
 
リリース 1970年
 
 
 
 

※『もし無人島に一枚だけアルバムを持っていくとしたら

何を持っていく?』という質問に対して、

『All Things Must Pass』と答えてしまう私なのでありました………

 

"Wall of sound"の四回目は、ジョージ・ハリスンのWah-Wah 。

この曲は、ジョージのソロアルバムAll Things Must Passのなかの一曲。

このアルバムAll Things Must Passは、ジョージの最高傑作であるとともに

フィル・スペクターのすべてを詰め込んだ"Wall of sound"の集大成ともいえる

アルバムになっていて、三枚組で高額な価格にもかかわらず

イギリス・アメリカを始め9か国でアルバムセールス1位を記録している。

楽曲の出来を考慮しても、スペクターのプロデュースがなかったら

ここまでのセールスは叩きだせなかっただろう。

 

アルバムは洪水のような音の集積で満たされ

混然一体のひとつの塊となって聴くものを圧倒する。

その中でも特にこのWah-Wah は、

みなぎるアグレッションと気合いと緊張感が音ににじみ出た、

ジョージの、そしてスペクターの最高傑作のひとつではないかと思う。

 

出だしの左チャンネルのジョージのギターリフ、

そして2小節遅れて右チャンネルで始まるクラプトンの

ワウいっぱいのリフ。さらに2小節遅れて始まるリズムセクション。

もうこのあたりで聴くものはスペクターのイリュージョンに

見事にはまってしまってますな。

 

ともかくこの曲を含めてこのアルバムは、リマスターではなく

オリジナル音源で聴いていただきたい。

それもできればビニール盤で、それもできればUK盤か、

さらに言えば日本盤、それも初回プレス盤で………

音の違いって、言葉でうまく説明できないのがくやしい。

 

このアルバムはほとんど捨て曲なしの名盤だと思うけど

特におすすめは、このWah-Wah、そしてIsn't It A Pity、

What Is Life 、Art Of Dyingなど挙げればきりなし。

今回はWah-WahとWhat Is Life を取り上げました。

 

 

 

Wah-Wah

 

 

What Is Life