ポップ・シンガー | カボチャ大王のブログ

How insensative / Doris Day



「なんでいきなりメタルからこういう所へ飛ぶかな ?

突っ込まれる前に自分で突っ込んでおこうっと。



今日は古い曲ですがお気に入りの曲 How insensitive を……。

この曲を歌ったふたりのシンガーについて
二回にわたって取り上げてみたいと思います。

この「ハウ・インセンシティブ」、アントニオ・カルロス・ジョビン1963年作曲の
ボサノバのスタンダードで、カバーしたひとは数知れず。
恋にやぶれた、哀しげに想いに沈んでいるタッチが、
メロディにも歌詞にもとてもよく表現された名曲。


この曲を始めて聴いたのは、ドリス・デイが歌ったバージョンでした。

聴いていただければわかりますが、ほとんどボサノバっぽくない。

歌い方からタメまで、もう完全にドリス・デイの世界。

だから最初に聴いたときは、ボサノバの曲だなんてちーともわからなかった。

ま、後からよく聴けば、たしかにうしろでボッサのリズムが鳴ってますが。



このドリス・デイという人、1924年生まれで、歌手として、
そして22本もの映画に主演した映画女優として
アメリカン・ショービジネスの王道を数十年歩いてきた人で、
日本でいえば歌謡界の大スター的存在でしょうか。


ジャズ畑ではなくポップスの世界を生き抜いてきた人で、

そのあたり、たとえばアニタ・オディやエラ・フィッツジェラルドなどとも

かなり違うベクトルを持っていて、

歌の方も、上手いのはもちろん言うまでもないですが、

いかにも庶民派ポップ・シンガー然としていて、

クセがなくとても聴きやすいタイプでしよう。



実生活では恋多き、と言うべきか、結婚四回、離婚三回、死別一回。
この曲は、「私は本当にバカだった。あなたはもういない。
なぜあのとき、あんなに冷たい態度をとってしまったのか…」
というような大失恋ソングですが、
二番の冒頭の、Now he’s gone away のあたりの感情移入のしかたは、
「これって本音じゃないの?」と思うほどのリアルさです。


この曲は、彼女の1964年のアルバム Latin For Lovers に収められていましたが、

このアルバム、当時のラテンミュージック・ブームに乗った、いわば企画もの。

それでも選曲の良さとクォリティの高さで名盤のひとつに数えられています。



アメリカの一般大衆に呼応する
ポップスという立ち位置での王道を歩き続けたドリス・デイ。
彼女の「ハウ・インセンシティブ」もまた、ボサノバでもジャズでもない
ポップ・スタンダードと言えるでしょうか。


今回は二曲を。

ひとつはもちろんドリス・デイ本人の

How insensative



もう一曲はオランダのシンガー、ローラ・フィジーによる

How insensative。

このひともほとんどボサノバ色なし。
それでもドリス・デイともかなり印象は違います。

ハスキー・ボイスがいいです。こちらの方が少しジャジーですか。



参照例URL
How insensative / Doris Day
http://youtu.be/2gL58obniNI


How insensative /Laura Fygi 

http://youtu.be/hccdCnYJ4RU



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