らしさを失わずに | カボチャ大王のブログ


LOST/ Stream of Passion






今回は、新作が先月にリリースされた(日本盤は8)
オランダのシンフォニック・ゴシックメタル・グループ
ストリーム・オブ・パッション。



もともと、元AYREON のギタリスト、アルイエン・ルカッセンの

プロデュースによるプロジェクトで、

女性ボーカルのマルセラ・ボヴィオを中心とする

ツイン・ギター、ベース、キーボード、ドラムスの6人編成のグループです。



ボーカルのマルセラはメキシコ出身、その声と歌唱スタイルは正統派で

透明感のある声を持った実力派シンガー。




2005年に Embrace The Storm でアルバム・デビュー。
2006年にライブ・アルバム Live in The Real World を発表。
しかし2007年に仕掛人のルカッセン自身がプロジェクトから離脱、
ボーカルのマルセラとベースのヨハン以外のメンバーも入れ替わってしまいました。

そしてNapalm Records と契約して、2009年に セカンド・アルバム

The Flame Within をリリースします。




音の方は、マルセラの歌が前面に押し出された感じで、
シンフォニック・ゴシックメタルとは言っても、
ギターやシンセの音で荘重でダークなイメージを作り上げる、
よくあるゴシックのパターンとはすこし違っていました。

いろいろな曲調がありますが、ひとつはゴシック然とした

重めのバッキングとミディアムからアップテンポで聴かせる

キャッチーな作風と、もうひとつは澄んだ叙情的な世界がひろがる

静謐な世界。このような作品群が、ストリーム・オブ・パッションの

特徴と言えます。




今回の新作アルバムは Darker Days
出来の方は、うーん、どうでしょう。
これは賛否分かれるかも。

前作に比べると、明らかにゴシック度はアップしています。

いい曲は、たしかにすばらしいです。

とてもよく練られたという感じがありありと。

そしてよりリズムが前に出て、全体にハードになりスラッシー濃度もアップ。


しかしバッキングが厚くなることで、いままでの彼らの特徴だった
マルセラの歌をじっくり聴かせる、という要素はやや後退しているような…。
結局、他のゴシック・グループの手法にやや近づいたということなのでしょうが、
それはストリーム・オブ・パッションにとってどうなのか…。



いままでの曲からまず一曲を、ということで考えましたが、

Out of The Real World In The End といったいかにもの

キャッチーな作品もそれなりにオススメですが、

やはりここは、ストリーム・オブ・パッションらしさの

出ている曲をということで、Nostalgia

メタルもロックもなし。歌唱一本勝負。

こういう曲をできるところが、このグループの強みだと思うんですけど。




もう一曲は新作Darker DaysからLOST
緻密に練られた構成と、複雑なメロディとリズム。
その中を泳ぐようなマルセラの歌唱がすばらしい。
アコーディオンとザクッとしたギターの対比がなかなか渋い。



参照例URL

Nostalgia


http://youtu.be/rAaCjbeA6qk

LOST
http://youtu.be/xwB6xg1gqKs


























E mbrace The Storm/Stream Of Passion
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Live in the Real World/Stream Of Passion
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