長い長い、ちょっとうんざりするような椿の季節…その末期にさしかかった頃、爽やかな香りを伴って、ひっそりと梅が咲きだす。
そして、次にくる桜の大爆発を予告するように、直前に辛夷、木蓮が一斉に開花して、たちまち散ってしまうのだ。
桜の花期は短いようで案外長い。
その桜に食傷した頃、普段は忘れている牡丹が、突如、絢爛たる花を開く。
息がつまるような思いで、短い牡丹の開花を見ながら、頭の隅では、次にやってくる薔薇どもの狂乱を心待ちにしているのだ。
わが家では、去年の11月から続く大規模修繕のために、今に至るも庭仕事ができずにいる。
牡丹(新香園)
ツツジ
カリンの花
フジ
モッコウバラ
タンポポ
ドウダンツツジ
地下鉄構内の花屋