千代田ビル街飲食街 | 出ベンゾ記

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ベンゾジアゼピン離脱症候群からの生還をめざして苦闘中。日々の思いを綴ります。

飯田橋駅の東口である。


初めて見たとき、間違いなく復興住宅の一種だと思った。



しかし、それにしては新しい。


復興住宅は、関東大震災の被災地に行政主導で建った建物で、現存するものは東京大空襲で焼けなかったもの。その後もバブル期の地上げなど、たび重なる再開発の嵐をくぐり抜けてきた。


いっぽう、ここに見る千代田ビル街飲食街は、戦後の焼け跡に簇生した闇市や露天マーケットの流れを汲むものだ。GHQの命令によるそれらの解体撤去の代替として建てられた。


同ビル街も当初は、木造の8軒長屋として出発したようだ。



その後、昭和40年に現在の形に建て替え。来年で築60年ということになる。



裏は神田川。

このあたり、一般道、高速道、線路、川、橋、歩道橋が錯綜する面白い景色が開けている。





まだまだ現役で、夜間は下のような様子。



頑張ってもらいたい。