ハッピーチャイルドが咲いた。
この薔薇はイングリッシュローズのひとつ。だからデビッド・オースチンの作出ということになる。1993年の作だ。
ハッピーチャイルドという名前の由来ははっきりしない。なにか宗教に関わる言葉のような気がしているが、今のところそういう証拠は見つかっていない。たんに孫が生まれた記念だったりするのかもしれない。
私の薔薇作りの経験から言うと、黄色い薔薇はおおむね芳香に富むが、このハッピーチャイルドも例外ではない。花型はカップ&ソーサーのロゼット咲きから、ダリアのようなポンポン咲きに変化する。色も鮮やかな黄色から白っぽく変わって多彩。優秀な薔薇と言ってよいと思う。
ところで、黄色の芳香種で思い出すのは下のラディアント・パフュームという薔薇だ。
花型のはっきりしない歪んだような薔薇だけれど、香りは抜群で、これひとつ咲くと庭中に香りが満ちる。
これは、昔、私が所属していた日本ばら会という組織が、入会の見返りに毎年、頒布していた苗を入手したものだった。
当時の日本ばら会の会長が中曽根康弘と知って仰天したものだったが、調べてみると現会長はなんと麻生太郎らしく、噴き出してしまった。
なんでもかんでも堕落して行くんだなあ。