想像力も育てる算数文章問題 |  教えない教室 ゼロからイチを生みだすゼロイチ算数教室

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年長から小6対象の少人数教室。ヒントなし、真っ白な紙に自力で絵を描き解いていく。
初めてみる問題も「わからな~い」と言わず30分以上ねばり強く考える子に変わります。

先日の算数教室で、年長さんのAちゃんが描いてくれた絵




問題文は
「ミミズの涙は、9粒でコップに一杯の量です。
ップ3杯の涙を流したミミズさんは、何粒の涙を流したことになりますか」


Aちゃんは、「ミミズの涙だって。きも~(気持ち悪い)」と言いながらも
さらさらと絵を描き始めます。


窓の下に、何かが落ちている?
ぎざぎざは何だ?
みみずさんをもう一匹描いてるけど、なんでお腹が黒い?
しかも怒ってる??


「これはボール」と言いながらもさらさら描き続けます。


描き終わってから説明してくれました。


ミミズがボールで遊んでいたら、窓ガラスを割ってしまいました。
それで、黒いエプロンをつけたお母さんミミズに怒られて、
涙が9粒でたんだそうです。

私が実際に読んだ問題文は、
「ミミズさんの涙は9粒でコップ一杯になるんだって。
その絵を描いてね」


これだけでここまで膨らませることのできるAちゃん。
本当に素晴らしいです。

その後、続きの問題文を読むと、27粒の涙を描きました。
そして、全ての粒に、1から27まで番号をふりました。

何粒あった?と聞くと、

「27」




正確に絵が描け、正確に数えることができました。

小学校にあがって、9×3=27 を習ったとき、

「くさんにじゅうしち」と、暗唱するだけで意味が分からない子になりません。


9のかたまりが、3こある状態をしっかりイメージできる子になります。

そして、掛け算って便利だね~と嬉しそうに九九を覚えてくれる子になりますように。
いや、きっとなるはず。

Aちゃんのこと、ずっと見守ってるからね。