丸という呼び名から円になる と聞いて何を思う? |  教えない教室 ゼロからイチを生みだすゼロイチ算数教室

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年長から小6対象の少人数教室。ヒントなし、真っ白な紙に自力で絵を描き解いていく。
初めてみる問題も「わからな~い」と言わず30分以上ねばり強く考える子に変わります。

小1までは、「まる、さんかく、しかく 」と言っていたのが、

小2からは、「正方形、四角形、円」などと名前が変わります。


あまり何も感じずに、まる から  円  に移行したように思いますが、

大人は忘れているだけかもしれません。


子どもにとっては、名前が変わることも難しく感じる要因です。

私の師匠 大迫先生の教室の生徒さんの面白いエピソードが載っていました。


「まるって 円っていうんだね。どうしてお金に変わるのかな?って思ってた」


なるほど!!

円は、丸い円ではなく、お金の円だと思ったのです。



さて、そう思いながら問題を読むと、変な問題!

お金って100円?10円?

なんで、お金の直径が10cmもあるの?そんなわけないやん。



子どもも、当然お金のことだと思っているから、わざわざ口に出さない。

そして大人も当然、円はお金のことじゃないと思っているからわざわざ口に出さない。



すると、子どもがなぜ問題が解けないか、親には理解できなくなっていくんですね。

子どもは子どもなりに一生懸命考えているのに。


私も、子どもの視点に立って考えないといけないなと改めて思いました。