前回の記事投稿から半年近く経ってしまいました。知りえたことというか最近の様子の一部を整理してみました。

 

膵臓全摘の手術の後、食事のルールと考え方が変わりました。

血糖値をコントロールするために食べる糖質量を「管理」したい(カーボカウントする)。そして、血糖値を急に上げないために、まず野菜(食物繊維)から食べるといいらしい。炭水化物に偏らないように、いろいろなものを食べるのがよい、パン食ならサンドイッチのようなものがいい、との医師のアドバイスを受けて、できるかぎりそうしようと思っています。さらに、手術で減った体重をできるだけ戻したい、そのために肉っぽいものを摂りたい、リパクレオンが効く範囲でできるだけ多く食べたい、などなど。

 

昼ごはんはパンにすることが多く、医師のアドバイスに従ってサンドイッチを中心に食べています。炭水化物(パンの炭水化物はほとんどが糖質)ばかりに偏らないように、いろんなものと一緒に食べたいと思うからです。

昼食の糖質量は80gを目安にしていて、この程度なら何を食べてもいい。しかし、サンドイッチ(コンビニの三角形の)は1個の糖質量がおおよそ25〜35gだから、食べる量を確保したくて2個食べようとすると、サンドイッチ2個で糖質量はおおよそ55~70gになります。(糖質量が少ないサンドイッチはたいてい中身がたまごとかツナサラダとか単一なので、これを2つにはしたくない。)

サンドイッチ2個を食べるとして、残りの糖質許容量は25g程度で、なにかもう一つ食べられます。この3つめをその日の「おやつ」的なものとして位置付けとして甘めのものを楽しもうと考えています。シュークリーム、ドーナツ、クリームパン、チョコパイ、プリンなど、メーカーや店によって糖質量の多い少ないはあるけれども、こういうものを選ぶことが可能です。残りが10g程度より少なければ、クッキーやビスケットなど1枚単位で食べられるものが選択肢になります(例、カントリーマアムは約6g/枚)。

 

この3つめとして、なかなか難しいのはメロンパンとあんパンです。たまには食べたくなるけれども、こういう菓子パンは糖質量が50gを超えるものが多いので手が出せないでいました。

しかし、「半分でもいいじゃないか」。メロンパンを半分にして、一食で半分を食べればいいことに今さら気づきました。これならサンドイッチ2個+メロンパン半分で糖質量は80g前後。目安におおよそ収まるし、気持ちが満たされる。残した半分は翌日に食べればいい。簡単なことでした。これに気づくのに3年もかかってしまった。(でも、あんパンはまだ試していません。)

 

手術の前は、メロンパンとあんぱんとコーヒーとか、おにぎりと野菜ジュースとか、そんな昼食も少なくありませんでした。膵臓に問題がなくても、ずいぶん偏った食事だったと思います。

術後3年を経過して、体重はほぼ術前と同水準に戻りました。今は、これ以上に体重を増やさなくてよいから、体に良いものと好きなものを工夫して無理せずに食べたいと思うようになりました。