膵臓に異状(MRCP検査で膵管拡張)が見つかったのは2022年9月半ば、膵臓全摘術(TP)を受けたのは11月でした。異状が見つかる前の体重の推移で、少し気になっていたことを振り返ってみました。
膵管拡張を指摘される前の2年間の体重の変化はグラフが示す通りで、58kgから61kgくらい、季節の変動はあるけれども、変動の幅は3kg/年くらい、でした。
2022年の1月ごろに心当たりのない減少2kg/月があったが、体重が減るのは続かず、減ったままの58kg程度で推移しました。例年なら夏に向けて体重は増え気味になるところが、増えませんでした(これは謎)。
2022年9月以降、手術を受けた11月まで体重はさらに減少しましたが、この期間は仕事ほかの事情で多忙でした。それに加えて病院での検査のために食事が不規則になりました。1日で体重が減っても、翌日か数日後には元の水準に戻っていたのが、戻らない、あるいは戻っても以前より時間がかかる、のは変調と言えば変調でした。
11月から12月は入院と手術とで体重が減少し、退院時には53kgになりました。食事を摂らない日が続いたのと、食事を摂る日でも病院食は圧倒的に量が少ないからです。
もともと体重は1日で1kgくらいは上下するので、日々の変化よりも月単位、あるいは数か月単位で変化を見るのが有意だろうと思います。しかし、体重が減ったからと言って、その後減少が続かなければ、体の不調につなげて考えることは難しいし、さらにこの体重の減少だけで膵臓がんの発生を疑うのは難しいです。それに、体重の減少ががんのせいだったのか、今でもわかりません。
いま、TP術後2年半を経過し、抗がん剤の服用を終えてから徐々に(ほんとうに徐々に)体重は回復して、57kg超になりました。58kg台の日も増えてきました。この水準は術前とほぼ変わらないし、術前でも体重が60kgを超えると体を動かすのが重たい気がしていましたから、これくらいを維持したいと考えています。食事の制限があるなかで、なんともありがたいことです。
