ピロン♪
出かける準備は万全で
緊張して待っている中、
Oさんから連絡が来ました
「お疲れ様。準備できたかな？今向かってるからね」
ドキドキ
もう来てる〜！
Oさんにはあらかじめ
家の場所は教えていました。
Oさんは私よりも5つ上でした。
そして大企業の営業として
バリバリ働いている人。
私の周りにいる同年代に比べて
Oさんは余裕があって
かっこよくて、
とにかく惹かれていました
そんなOさんが私に個別で連絡をくれて
花火に誘ってくれた事だけで
舞い上がっていました
「ついたよ。降りてこれる？」Oさんからの連絡でした。
部屋を出る前に鏡で髪を整えて、
ドキドキしながら下へ降ります
駐車場へ降りてOさんの車を探しました。
静かな駐車場の入口で
エンジンのかかった車が
１台停まっていました
あれは絶対Oさんだ！と駆け寄ります。
近づくと黒のハリヤーでした。
すると助手席の窓が降りました
「もこちゃん！お疲れ様〜」
Oさんでした。
「お疲れ様です！」
「乗れる？？遅れてごめんね」
「いえいえ！今日はありがとうございます！」
と助手席へ。
助手席へ座ると隣りに笑顔のOさんが。
近い距離に、もうそれだけでドキドキ。
今までみんなで会っていたのに、
こっそり２人で会うのがまたドキドキ。
「ちょっと遅くなっちゃった
今から急いでいくからね！
花火間に合うと良いな〜！」
と車を発進させました
「もこちゃん仕事ギリギリだったの？」
「あ、いいえ！
私はゆっくり準備しました。←ウソ」
「待たせちゃったかな？
ちょっと最後担当の人と話してて
遅くなっちゃった。」
緊張している私と反対に
色々と話を振ってくれるOさん。
その間もまったく退屈せず。
Oさんの運転は本当にスイスイで、
すごく快適でした
あっという間に会場へ。
会場の駐車場は満車で
軽く渋滞していました
それでもイライラせず
スイーッと空いたところへ停めるOさん。
「なんとか間に合ったかな？
良かった！歩きながら見ようか。」
花火大会は始まっていて、
花火の音が響く中、
２人で車を降りてメイン会場まで歩きます。
歩きながらでも、
きれいな花火が見えました。
すごくすごく綺麗でした
メイン会場に行く前に屋台が。
花火が始まっていたので空いていました。
「お腹すいたな。
軽くなにか食べようか？」
とOさん。
私も爆速で帰って
何も口にしていませんでした。
でもでもでも
緊張で何も食べられない…！
可愛過ぎる私………！！←
さぁ食べよう！という頃には
花火が終わっていました(笑)
みんなが帰る中、
Oさんは箸巻きを買って、
私はなんとか入りそうなかき氷を。
どちらもOさんが買ってくれました。
座れそうな大きな石に
２人で腰掛けて食べました。
「いる？おなかすいてない？」
「あ、いえ！かき氷で大丈夫です！」
本当にずっと緊張でお腹いっぱい。
「そういえばもこちゃんの苗字って何？」
「え？」
「そういえば俺ら、何も知らないよね。
フルネームも(笑)」
「確かに。私もOさんの苗字知らないです。」
「ね。じゃあ当てるゲームしてみよっか！(笑)」
「(笑)」
本当にお互い何も知らない状態。
お互いのことを話しました。
Oさんはいつも
楽しい話をしてくれる人でした。
食べ終わって、
明日も２人共仕事となので帰ることに。
花火が終わって少し経っていたので
道路は行きよりは空いていました。
Oさんの運転は帰りもスイスイ。
あっという間に家へ。
「今日はありがとう。楽しかった。」
降りる寸前でOさんが言いました。
「ありがとうございます。
こちらこそ楽しかったです」
」「またね」
そしてOさんは帰っていきました。
部屋に帰ってもずーっと
ドキドキが止まらず。
ドキドキしすぎて食欲もでず
この日の夜ご飯はかき氷のみ(笑)
夢の中にいるようでした
大げさ
今日したことって
時間ギリギリの花火大会へ行き、
花火なんて少ししか見れてなくて、
かき氷食べただけ。
でも最高に楽しかった…！
ドタイプだと、
こんなにも楽しいのか…！(笑)
つづく
