7月になると担任はさらに激を飛ばし始めた
「夏休みの最低勉強時間は12時間!」
教室の掃除が少し延びていて、他の分担場所を終えた生徒が廊下にたまっていると
「この時間にも勉強しているやつはいるんだからな、時間の使い方をよく考えろよ!」
そんな過酷な環境であったが、ボクは勉強に取り組んだ。
担任は多かれ少なかれボクに期待をしていてくれた。
「お前のレベルにあった外部模試があるから、ちょっと遠いけどこれに行ったほうがいい!」
といいながら外部模試の用紙を渡してもらったり
課外授業のあとにボクのところに来て
「この一番最後の難しいやつできたか?」
「はい、ちょっと時間かかりましたけど」
「お前の志望校からするとこのぐらいは必ず出来てほしいからな!」
などと個人的にアドバイスをくれたので少なからずうれしかった。ので勉強のやる気も上がってきた。
しかし、この集中力が何時も続いていたら苦労はしないわけで苦し紛れにTVを見たりしてしまったときもあった。
そんなある日、ご飯を食べながらMステでPerfumeを見た。
ある意味ご飯など時間以外は娯楽に当ててはいけないと意思を持っていたので、時にはだらだらとご飯を食べているときもあったぐらいだ。
そのときPerfumeが披露してくれた曲が
「I still love U」
第一印象エフェクトが強いなぁと感じた。
勉強に飽きていたときのほかのことへの興味関心はなぜかすごいものでそんな感想まで自然と思うようになっていた。
その後あまり日にちは経っていない頃、昼休みのとき
友達D「Perfumeアルバム出したよね」
友達B「あー○○(ボクの名前)はもう買ったでしょ?」
勉強していたボクは顔を上げて
「あー買おうかと思ったけど、ちょうどお金なくてね・・・まぁ受験もあるしいいかなぁと思って」
結局アルバム「⊿(トライアングル)」は買わなかった。
ある夜、やはり集中が途切れると徐にPCに手が伸びる。
なんかBGMをつけよう、夜中だからイヤホンを用意してライブラリから曲を選んだ。
そのとき先日聞いた「I still love U」のことを思い出した。
あの曲、新しいみたいだし、ちょっと聞いてみようと。
不思議なことにそんなに触れてないはずなのに「I still love U」というタイトルをしっかりおぼえていた。
検索するとPVにたどり着いた。
再生しイヤフォンをつけて、勉強に取り掛かろうとしたが、全くできなかった。
PVを再生している画面をずっと見てしまっていた。何回も再生した。
結局勉強せずに寝るべき時間になってしまい、虚無感が発生しながらも寝た。