中学受験や中高一貫校についての我が家の独自ノウハウをご紹介しています

公開日: 2022-07-16 / 最終更新日: 2024-07-09


登場人物(学年は2024年度時点)

TD(中3長女): 中学受験を経て首都圏の中高一貫校に通学中

TS(小5長男): 地元公立小から中学受験を見据えて大手塾Sに通塾中

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『有名中学入試問題集』の進め方(①準備編)



(記事はここからです)


大手塾Sでは6年生の7-8月に家庭で集中的に『有名中学入試問題集』(「有名中」)に取り組むように指示されます。


簡単に言いますと、文字通り有名な中学校の直近の入試問題を集めただけの過去問集です。


声の教育社から市販されているものは「男子校・共学校編」と「女子校・共学校編」がありますが、大手塾Sでは塾での購入申込を通じて大手塾Sの特装版を入手するように指示され、この特装版は男子校、共学校、女子校すべてがセットになっています。

(市販されているものと掲載校のラインナップが全く同じかどうかは確認していません)


そして、この特装版は問題集パート、解答用紙パート、解答・解説パートの3分冊になっています。


今回は取り組む前の準備についてまとめます。

(2022年中学入試を経験したTDの6年生時の内容です)



問題集パート 

問題用紙部分である問題集パートについては、その使い方について大きく分けると以下の3つの選択肢があります。

  1. 「有名中」の原本をそのまま使う
  2. 「有名中」をコピーして使う
  3. 「有名中」を使わずに大手塾Yの「過去問データベース」などから問題用紙部分を印刷して使う


1は追加コストがかかりませんが、2と3は印刷費がかかります。

(2の方がコンパクトなので枚数が少なく済むかもしれません)


入試本番の問題用紙に近いという意味でのリアリティは3→2→1の順です。

(特に問題用紙の余白の使い方に慣れるためには3が最適ですが、「有名中」ではあまり算数に取り組むケースが多くないため、あまり気にしなくてもよいかもしれません)


そして、1または2を選択する場合、別名「電話帳」とも言われる「有名中」の分厚さから、裁断するかどうかを判断する必要があります。


この裁断方法にはいくつか流派があり、キンコーズなどに外注されるケースもあるようですが、我が家では妻の裁断ワザによる5分割にとどめました。


(5分割に裁断した実物写真)




そして我が家は上記選択肢の2または3を採用し、2の場合はこの5分割したものからコピーを取りました。

(3分割だとまだ分厚過ぎてコピーしにくい印象で、完全にバラバラにしてしまうとそれもコピー時のページ入れ替えが面倒になるため、5分割のまま必要ページのみをコピーするということで落ち着きました)


どの選択肢を採用するか、そして裁断方法をどうするかは、どれも一長一短があるからこそいろいろな流派があるのであり、一番やりやすいと感じる方法でよいと思います。

(秋以降、志望校/受験予定校の過去問に取り組む時期には試験形式への慣れなどを考慮してリアリティを優先するということも有力ですが、「有名中」ではそれほど神経質にならなくてもよいと思います)


なお、余談ですが、TDが在籍していた大手塾Sの校舎では9月以降に取り組む志望校/受験予定校の過去問の取り組みにおいて、採点等のために講師へ提出する場合、「問題用紙」「解答用紙」「解答・解説」の3点セットでの提出が望ましいと言われていました。


それは、その過去問が校舎に所蔵されているとは限らない、またはそれを講師側が探す手間をかけるとその分返却が遅くなってしまうという理由でしたが、「有名中」の場合は全員が同じ大手塾S特装版に掲載されているものに取り組むため、「解答用紙」のみの提出でよいとされていました。

(つまり「有名中」で選択肢1を採用するのはOKですが、秋以降に過去問を提出する場合には選択肢1ではダメなケースもあるということです)



解答用紙パート 

これも問題集パートと同様の選択肢が考えられますが、「有名中」の原本は本物の解答用紙よりも大幅に縮小されたサイズのため、大手塾Sからは原寸大に拡大コピーして使うように指示されると思います。


よって我が家ではバラバラになるように背表紙を切り落とす形で裁断しました。


(背表紙を裁断した実物写真)



「有名中」を使わずに大手塾Yのデータベースから原寸大にプリントアウトするという手段も有力かもしれませんが、大手塾Sの講師へ提出する場合はそれでよいかどうかは微妙であり、「有名中」のコピーを使う方が無難だと思います。

(国語や社会の記述部分の採点を大手塾Sの講師が実施する場合、「有名中」の方には声の教育社による想定配点が解答用紙に明記されていますが、大手塾Yのデータベースから印刷した解答用紙にはそれがないという点がネックになる可能性がありますので「有名中」のものを使った方がよいかもしれません)



解答・解説パート 

コピーや裁断をする必要性がないため、我が家では冊子のまま使いました。


「問題集パート」のところにも記載した通り、秋以降に志望校/受験予定校の過去問に取り組む際には「解答・解説」のコピーの提出を求められることがありましたが、「有名中」の場合は「解答用紙」のみの提出でよかったため解答・解説パートのコピーは不要でした。


(おしまい)



ご注意

※「我が家の流儀」はTDとTSのために構築したノウハウであり広く主張する意図はありませんので参考にされる場合は自己責任でお願いします
※我が家にとってフタリメのTSが中学受験を見据えている状況のため、記事の内容についてはTSの取り組みを通じて修正/改良等を重ねていく可能性があり、それに応じて記事を随時更新する可能性があります
※リブログ、リンク等は事前確認なしでご自由にしてくださって構いません