中学受験や中高一貫校についての我が家の独自ノウハウをご紹介しています
公開日: 2021-07-06 / 最終更新日: 2024-02-15
登場人物(学年は2023年度時点)
TD(中2長女): 中学受験を経て首都圏の中高一貫校に通学中
TS(小4長男): 地元公立小から中学受験を見据えて大手塾Sに通塾中人気シリーズ記事
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中学受験における親の役割
(今回の記事はここからです)
中学受験における親の役割は非常に多岐にわたります。
大学受験などと異なりプレーヤーが小学生なので、受験という個人の戦いでありながら、表から裏からプレーヤーである子どもを支えつつ育成しながら取り組む必要があります。
ゴルフ、テニス、バドミントン、マラソンなどの個人主体のスポーツ競技におけるサポートチーム体制のイメージに近いでしょうか。
スポーツなどの場合のサポートチームは分業体制が主流でしょうが、中学受験の場合はそうもいかず、親が何役もこなさないといけない状況なのではないかと思います。
我が家の場合、大手塾Sにテクニカルコーチの大部分、インテリジェンス機能の一部、アドバイザー機能の一部を委託した一方で、親としての最も重い役割を「監督」(総責任者)と位置付け、さらにそれ以外のすべて……例えばメンタルコーチ、練習パートナー、スケジュール管理、タイムマネジメント、栄養士、その他雑用を含む後方支援などなど……も親が担う体制でした。
……今更ですが、ちょっと多過ぎますよね……。
これが「中学受験は親の受験」とも言われる所以(ゆえん)だと思います。
そして当然の前提として親子関係があるため、それゆえの難しさもつきまといます。
大坂なおみはコーチを替えることができますが、小学生時の星飛雄馬は星一徹による指導体制から逃げることはできないのです。
だからこそ、私は「自分が星一徹のようになっていないだろうか」ということを常に注意しつつ、良好な親子関係と中学受験成功の両立を目指しました。
……と……
記事公開当初(2021年7月)はなぜか「巨人の星」に喩えるという、一般ウケしない例を挙げる暴走ぶり(?)……
……でしたが、それはさておき「親が技術指導までをみっちりやるのはデメリットもあるよなー」と考えています。
親子関係と師弟関係が両立しない例というのは世の中にたくさんあり、例えば「相撲の若貴兄弟は親子関係を希薄にして師弟関係を優先する」というスタイルでしたし、逆パターンとしては「ピアノの先生は自分の子どもには直接指導をせずに全面的に外部の先生に任せる」というのもあります。
このへんを踏まえつつ、とは言え若貴兄弟のように「今日から親子ではない」として全てインハウスでやるのは現実的ではありませんし、大手塾は集団指導のためアウトソースできる部分は限られるという中で、どこまでを親が担い、親ができない部分(またはやらない部分)をどうするかというあたりのバランスを考える必要があります。
各家庭によって判断が分かれるところだと思いますし、正解はない、または各家庭によって正解が異なる部分だと思いますが、
我が家としては
- 親による技術指導はなるべくしない(大手塾Sに丸投げ)
- 技術指導以外のマネジメントやサポートは親が手厚く行う
(おしまい)
ご注意
※我が家にとってフタリメのTSが中学受験を見据えている状況のため、記事の内容についてはTSの取り組みを通じて修正/改良等を重ねていく可能性があり、それに応じて記事を随時更新する可能性があります
※リブログ、リンク等は事前確認なしでご自由にしてくださって構いません