カマイタチのパンチライン -3ページ目

ドゥーム



チンカスみたいな気分。ヒスババアが案件終わってんのにグチグチ呼び出しやがる。
クソが。
本当に迷惑だ。周りに散々気を使わして、少しでも気に触るとあちこちに謝らせてまわる神経。こんな奴ばっか。

隣りの席のクズは一日中なんか言ってる。

もう心は腐り切る。

何も楽しくなくなった。

何をしてもどこにいても何を望んでも何をがんばっても何を楽しんでも何を努力しても

絶対に朝から深夜まで否定され謝り続ける毎日は変わらない。死ぬまで。


迷信

仕事関係で4,50代のヒステリーババアのご機嫌とらないといけない空気がストレス過ぎる。きれいだの、オトナだの言わないといけない。イライラして因縁つけてくるババアなんか何の魅力もないよ。あるわけない。どう言う神経してんだ。若くてかわいい女以外木と一緒だアホ。イチャモンつけてくる汚いゴミだボケ。

いびつ3

全音楽系サークルが集う
合同ライブが開催されるというので
俺と前田は行ってみた。

ソニックユースや渋谷系オシャレ音楽が好きだった前田は
それ系の幾つかのサークルの演奏には熱心に聞き入っていたが、
ロン毛を振り乱し早弾き専用アイバニーズを引き倒す「これぞハードロック」といったサークルが出てくると、
前田はこれ見よがしに耳を両手でふさいで
「こんなダサい音楽、ぼくは好きじゃないですよ」
といったポーズをした。

結局前田はミュージックマインドという比較的普通のPOPなサークルに入るといった。

おれはさっきのハードロックの人に話を聞いた。
「うちは防音の部室があるから、授業の合間でもいつでもタダでドラムが叩けるよ」と言われて
その場でそのサークルに決めた。

正直その人がやっていたジョンサイクスだか何だかは
俺もダサいと思っていたけど
その後にでてきた、「ソープ嬢変死」というノイズ系バンドのコピーバンドはクールだと思った。

前田とはそれから丸2年、マクドナルドで人が口説こうとしてる娘に自分の弟を紹介されるまで会う事はなかった。