A little to there -ちょっとそこまで、憧れの世界一周へ- -14ページ目
今日はアスワンからアブシンベルへ。
まず午前中にアスワン・ハイ・ダムの見学。古い方のアスワンダムは築110年、高さ55メートル。しかしナイル川の氾濫には耐えきれず、その6キロ上流にハイ・ダムが建設された。まだ築40年ほど。高さ110メートル、幅は3800メートルの世界最大規模。

ダムの下流には昨日訪れたイシス神殿があるナイル川
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遠くには古いアスワンダムも見える。

反対の上流には貯水池となるナセル湖、エジプトからスーダンまで550キロにも及ぶ人造湖。ダム建設を支持したナセル大統領をちなんでの名前。

その規模に圧倒される。
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このダム建設により、氾濫の危険が無くなっただけで無く、砂漠の緑地化や安定した電力供給、それによる産業発達につながったそう。
ナセル湖から上流にはワニも生息していて、ときおり姿を見せるらしいが、今日は会えず。

その後アスワンの石切り場へ。ギザのピラミッドに使われている花崗岩は、アスワンから切り出され、ナイル川で運ばれたそう
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オベリスク用の石を切り出そうとしている現場が今でもそのまま残っている。

昼前にアブシンベルに向けて出発。アスワンから280キロ、砂漠の中を3時間、ノンストップのドライブ。
長距離と電波の届かない砂漠を走るため、ドライバーは2名、それと機動隊の同行が義務化されている。

道は舗装されていて快調。まっすぐスーダンまで続く。。
砂漠では蜃気楼も見られました
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アブシンベルは緑が多くとても綺麗な街。人工は約7000名、多くがヌビア人とのこと。

早速アブシンベル神殿に。
ナセル湖のほとりの道を進むと、突然現れます。
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アブシンベル大神殿。ラムセス二世の巨像四体、足元には彼の妻のひとり、ネフェルタリ王妃や子供たちも並んでいます。

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とにかく大きい。そして男前な巨像。

隣にはネフェルタリ王妃のために建てた小神殿
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大神殿と比べると小ぶりに見えるけど、やはり大きい。

神殿の扉はアンクと呼ばれる幸せの鍵が使われています。
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門番さんから教えてもらったポーズで記念撮影

どちらの神殿もダム建設のため移築されている。センターではその工事の様子も細かく紹介されている。

再び3時間掛けてアスワンへ。砂漠の夕陽は大きくて眩しいく、とても綺麗でした。
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ルクソールからアスワンは約200キロ。
その間にあるエドフと、コムオンボに立ち寄りながらアスワンに向かう。

最初エドフにある「ホルス神殿」
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ホルス神は天空と太陽の神様で、レリーフでははやぶさの頭で描かれている事が多い。
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次はコムオンボ神殿
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ワニの神様のセベク神と先ほどのホルス神に捧げられています。
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ワニを飼育し、ワニのミイラを作成、棺に入れて埋葬していたようです。
また、三大美女クレオパトラ7世のお風呂もあり。
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昼過ぎにアスワンに到着、ランチ後にナイルの真珠と言われているイシス神殿へ。
イシス神殿はアスワンダムとアスワン・ハイ・ダムの間の島にあり、ボートで向かう
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島には緑が多く、ナイル川の水も綺麗、涼しい風が吹き心地よい。
今まで見て来た遺跡の中で一番気に入った。
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もとはフェイラ島という島にあったのだが、ダム建設により島が陥没したため、近くのアギルキア島にそっくりそのまま移転されたそう。もとの神殿の場所には今は鉄棒だけが残ります。

この様にダム建設により移転した遺跡はまだ他にも沢山あり、明日訪ねるアブシンベルもそのひとつ。

アスワンではBasma Hotelに宿泊。部屋からはナイル川とプールのライトアップ
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ゆっくりした夜です。


4時過ぎに担当クルーのノックで起こされる。初の寝台列車、とても快適に眠れた。
予定どうり5時過ぎにルクソールに到着。
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このまま遺跡に向かう、、眠い。
ルクソール、アスワンはかなり暑いため、それ程気温が上がらない朝のうちから回るのが一般的らしい。

今日の予定は、午前中にナイル川の西側、午後は東側を回る。
遺跡で「墓」にあたるモノはほとんどナイル川の西側にある。これは、日の沈む場所=死者の場所という考えるからとのこと。一報、生活の場所、神殿などの多くはナイル川の東側になる。

7時前に最初の見学地アメンホテプ3世の巨像に到着
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今日も快晴、早朝から暑い。
次はハトシェプスト女王葬祭神殿
ここが1997年のルクソール事件の現場
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この女王は幼少の息子の変わりにファラオとなった。女性がファラオになる事は出来ない為、神官達を通じ「男になった」ということして民衆を納得させた。25年の間、戦いも無く優れた統治だったが、神官達への貢物を拒み、反感を買ってしまったとの説明。そのためこの神殿のレリーフは男性の姿で書かれており、顔などのレリーフ、王の名前を記載したカルトゥーシュなどが、死後に神官達に消されてしまっていた。


その後楽しみにしていた王家の谷へ。
西側の大きな山の中腹に幾つものはかどらないが掘られている。この時代は、大きな山をピラミッドに見たてたのだそう。

観光バスも数台ついて、いままでの遺跡より多少は賑わっていると感じた。

ここは残念ながら谷の入口クロークにカメラを預けなければならなかった。残念。
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(向こう側が王家の谷)
64もの墓が発見されていて、12が閲覧可能。墓は入口から先の構造、深さなど、様々である。チケットでは好きな3箇所選択できる。(ツタンカーメンは別チケット)

四つの墓に入った。
ラムセス九世、ラムセス四世、ツタンカーメン王、ラムセス三世
昨日のピラミッドとは全く異なる、とても素晴らしい内装に圧倒される。
どの墓も大理石を磨いた時に出る粉で白く塗られてい、そこに見事なレリーフが描かれていて、色彩も当時のまま残っている。

エル・ルクソールホテルにチェックイン、ランチ後少し休憩。この日のルクソールは40度以上、さすがにバテる。

夕方近くからルクソール東側のカルナック神殿とルクソール神殿の見学。
ふたつの神殿は3キロほどの距離で向き合っていて、その間はスフィンクスが並んでいたそうだ。このスフィンクスロードは愛の道と呼ばれていて、カルナック神殿のアモン・ラー神が、ルクソール神殿にいる奥様のムト女神に1年に1度、7月に会いに行くのだそう。なんてロマンチック。
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もっと歴史を勉強してくれば良かった。