4月23日の東京国際フォーラム

5月2日の日本武道館を経て

5月3日のライブ。

 

この日は特にいろんな出会いがあって

小沢くんのライブに行くまでに

小沢くんが結びつけてくれた沢山のひとについて

改めてありがとうと思う。

小沢くんがいなければ

今の私は出来ていないから。

 

印象的だった小沢君のこの日のひとこと。

 

「魔法的」の時は、あまりにユートピアだねって

言われたから

もっと沢山の人に混ざってもらってって

こんな風なこのライブになってるのに

まだこんなにユートピアなんて。

この言葉(「フクロウの声が聞こえる」のことかな?)がこんなに届くなんて

 

みたいなことを小沢くんは言っていて。

 

そうだよ。

届くよ。

おざわくん。

だって

みんな待ってたし

みんなおざわくんの言葉を頼りにここまで来たのだから。

 

と、ユートピアになることが不思議でしょうがないおざわくんが

可愛いなと思う。

そこだけは

ハッキリ譲れないw

多分だけど

もう既におざわくんは

いろんな意味で

誰にでも何となく届けばいいなではなく

その強いメッセージは届くべきとこに届いたらいいなという風に

私には聞こえるだよね。

 

あ、脱線しましたが・・・。

 

ステージはじまるってのがわかって

真っ暗ななかに

音が広い武道館にまず少しずつの

こうべを垂れるように祈る姿みたいにこの世界に垂らされたのが

「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)」のあのオルガン。

 

のあとに

おざわくんの

だいぶ早口の

「ぼくのかのじょはきみをきらう・・・」

「はじめてあったころのきみ・・・おざわくんいんたびゅーとかではなにもほんとうのことをいってないじゃない」

がカタカナで読み上げられるみたいに

かたくかたくでもこどもみたいにはじまる。

 

「魔法的」ではひたすらに歌を歌うということが最大目的だったことが

「春の空気に虹をかけ」では、登場のこの早口詩人みたいなのも凄い練られてて

小沢君、今回は「歌うこと」はもちろんだけど「聞かせること」いや「オーディエンスと一緒に歌うこと」がゴールなんだねって思う。

 

魅せる、引き込む、一緒になる。

 

「自分から見える風景を見せてあげたい」そんな小沢くんの気持ちがストレートにくる。

 

36人編成であること

満島ひかりさんという大きな才能を持つ方の存在

そして

『LIFE』を経て

「戦場のボーイズライフ」、「ある光」、「春にして君を想う」を出しながらも

東京から旅立っていかなくちゃならなかったあの頃をきちんと教えてくれる。

 

その本気が

 

「アルペジオ」

「シナモン(都市と家庭)」

の勢いでわかる。

 

「アルペジオ」という強い光を感じさせる、比較的歌詞内容的に過去を振り返りながら今を大事にするような前向きさがある歌

の後で

随分闇部分が強い、メロが切ない分、歌詞表現が硬めな「シナモン」をまじめにやっちゃうんだけど

それが全然硬く感じない。

なんだろ「僕はスーパーヒーローに変身する」つもりないくせに

ゆっちゃう感がすっごい気楽。

 

そしてその最初の二曲の緊張を解くように

三曲目は

「アップルのの、フルバージョンで」とかゆっちゃって

「ラブリー」

 

こっからはもう完全に

一緒に歌いたいの

だから頑張ってよw的に

小沢君的ゲキ始まる!

 

「女子って言ったら女子の気分の人は歌って」

「男子って言ったら男子の気分の人は」って。

 

ひかりさんの声がほんとツヤっぽいのと同時に時に少年みたいに変幻自在。

 

この日はアリーナ前から9列目とかで見て

初めてわかったの。

 

おざわくんって体力温存とかないんだ。

エナジー残量気にしてないんだ!

 

演じてるんじゃなくて

本気でああいう風になっちゃうんだ

歌い方、ギターの弾き方、煽り方w

 

ほんとにドエスなんだなあ。

だから自他ともにきっと厳しいんだろうな。

 

そしてそんな

「武道館!」「トウキョー」と小沢くんのゲキが飛ぶ中

歌うラブリーは

90年代の焼き直しではなくて

青春の懐かしみではなくて

マジで

「いつか僕ら外に飛び出すよ」

っていうのがさ

いまなのか。

外に出たり内にこもったりそれは普通のことで。

 

小沢君が出てきた今が

あんなに待った「外に飛び出す」今なんだねと

それが『LIFE』の本気で。

 

別にあの時代の寵児っぽくやってたんじゃなくて

未来永劫

そういう気分になれて

身体がそんな風になるんなら

「ラブリー」はいつだっていくつになっても関係なく

「ラブリー」は「カミンバック」してくるの。

 

ちょっと長くなりそうだから一旦きりまーす。