昔からなんとなく欲しかったマイクロカセットレコーダー SONY M-100B の超美品をゲット。
1,000 円ちょっとで買えました。当時の販売価格は 35,800 円でどちらかというと高級機、というか超小型の特別な機体って感じのモデル。他の製品が 20,600 円とか 12,800 円とかが一般的な値段で売られていた時代の商品。
まぁはっきり言って買っても使わないことは目に見えているんだけど、安くゲットできたのでどんな感じの作りなのかを見てみたいと思った。
厚さは単三電池より薄い。モデル名の M-100 は SONY ロゴのように押し出し加工して表面を削って作っている。こういうところで作りの良さを感じる。
実際手にしてみると想像以上の小ささ。まぁ今の時代からすればびっくりする人は少ないのだろうけど、作りもしっかりしていて高級感がある。
マニュアルが付いていたのでみてみると周波数特性が 300Hz 〜 7,000Hz って書いてある。この数値見るだけでなんとなく音が想像できてしまう。いわゆる有線電話のような感じだろう、たぶん。
興味があったのはその中身。どんな作りになっているのだろう。
中古品なので当然ベルトはグダグダ。手持ちにあったベルトでましなものをとりあえずつけてみた。ワウフラッターもだいぶ良くなった。あとでベルトを買おう、といってもこのサイズのベルトはなかなか手に入らない。φ29mm x 0.5mm の角ベルトがフィットしそう。φ30mm x 1.2mm の角ベルトを買って 4 等分して作ろうかとおもう。いい感じのベルトは売っているようだけど 590 円とか結構高い。
基盤面はどうなってるのかなぁって...
分解したらこんな感じ。
そんなに精密な感じの部品構成ではない。当時としてはかなり緻密なんだろうけど。でここで問題が発生。録音をしてみたらノイズが出るようになってしまった。調べるとマイクに行っている配線の一つが断線しているようだった。グランドが浮いてしまってノイズになるっぽい。
フロントパネルのあけ方がイマイチわからなくて変な力を加えたことが原因かもしれない。手前を持ち上げつつパネルをマイク側にスライドさせると外れることがわかった。
とりあえず配線を半田付けすれば治りそうなのでトライしたけど... いやいやこれ拡大鏡とピンセット使わないと半田付けできないくらいちっこい。量産品の作りではないぞ、と思いつつなんとかマイク端子にハンダ付。治りました。当時の SONY 製品で小型のものは職人的な人が作ったんじゃないかと言うくらい細かい手ハンダが多いものがあるように思う。
それにしても手のひらに収まる大きさにメカデッキが凝縮されているのは普通に「すげぇ〜」って思った。メカトロのレベルが高い感じ。アナログ時計の作りに共通するようなぎっしり感のあるメカ。
録音中にリワインドすると録音が解除されるとか、遷移状態をメカでやっちゃうのがなんとなくすごい、この大きさで。
今の時代 iPod Pro とか小さいものはあるけど、メカもので小さい物ってそういえば少ないよな。
こういったメカもの設計できる技術者が減ってるのだろうか、それとも...
まぁ使うことはないだろうけど、所有欲を満たしてくれるいいレコーダー。
最後に SKE48 の劇場公演曲 Team KII の ”転生しても好きでした” と Team E の "キラスキ" をライン録りしてみた。再生音は予想どおりひどい、電話越しに聞いているようだ。仕様に周波数特性は書いてあるから想像どうりではあるのだけれど。
音楽鑑賞で使えるものではないのは証明された。もともとは会議とかのメモ録り用途の製品なので仕方ないところだろう。それ以前にオートレベルコントロールが強すぎて音楽を録音するとレベル変動が不自然なのでやっぱり会話録音用なんだろうなって思った。
しっかし作りはいいよなぁ〜高級感バリバリあるし。まぁ使わないだろうけど。
前オーナーはかなり丁寧に扱っていたようで、傷らしい傷もなく、ぱっと見で新品のようにみえる。これが 1,000 円ちょっとだったのでまぁ満足できたかな。
(無駄遣いは確定)




