最近でこそインスタントラーメンであっても本物のラーメンに迫る商品がある程度あるけど、やっぱり「本物感」はあまりない。結局「だいぶいい感じだけどやっぱり本物にはかなわない」って感じることはある。いわば本物と偽物って関係。

 

カテゴリーは違うけど、自分の仕事もいわゆる偽物をいかに本物に近づけるか、これが大命題だった。

 

ずっと自社内の社員さんからの評価では大変良い評価をもらっていた私が提唱し開発した「とある試作品」「社員さんには今すぐにでも持って帰りたい」、「高くてもいいから売ってくれ」という良い評価を頂いていた。

 

同じカテゴリーのいわゆる「偽物」の商品は現在広く売られていて、特定用途であれば十分使えるんだけど、世の中には偽物のラーメンがいかに良くなってきたとしても不満を持つ人がいるように、不満であるという人が結構いるんよね。

 

そんな不満を持つ社外の人が私が開発した「とある試作品」を触ってくれたらしい。社外の人の評価は初めて受けることになる。

 

なんかすごく評価が高かったとのこと。(守秘義務契約結んでんのかな ?)

 

今流通しているいわゆる「偽物」には不満があったらしいので、どういう流れか知らないけど、ある人が「とある試作品」を見せたらしい。

 

 

でもさ、この「とある試作品」は社内のお偉いさんからは全否定されてたんよね、コスト高いから。高いから世の中に出せないっていう感じかな ? 自分の感覚では本物よりはるかに安いのに本物に肩を並べるくらいのもので、支払ってくれた対価に見合う十分な感動だったり、喜びを与えられると今でも思っているので「コストだけで判断するやつは4ねばいいのに」って昔から思ってる。

 

 

まだ世の中に出ていない「偽物」ではある。作ってた本人も偽物であることは認識しているけど、偽物のレベルが他社さんのとはレベチなんだよね。偽物に偏見がある人でも納得させられるだけの性能は持ち合わせているつもり。

 

 

コストが高いってだけで世の中に出ないわ、技術の進歩より目先の利益だけしか追いかけないわ、商品価格の安さに商品価値を見いだいしてるようじゃなんかダメだと思うんだけどねぇ。

 

 

外部の人間の評価が高くてもこのままお蔵入りなんだろうと思ってる。早く他社さんが製品化してくれないかなぁ。