テレビがまったく面白くない時代。部屋が無音なのはちょっと寂しいので最近は FM を聞くようになった。聞くというよりは薄く流している感じ。

 

それで大活躍するのは SONY CFS-10

オークションで入手し、メンテナンスしてから日常的に使うようになってきた。マジで綺麗な機体でお気に入り。でも不満がないわけではない。たとえば DC 消去なので DC バイアス機であるってことだったり、録再時のオートシャットオフがテープ接触の感知レバー式であるってこと。これは後々改造しようと思う。

 

 

たまにカセットテープで音楽を聴くこともあるのだけれど、さすがにテープに新たに録音するのは手間がかかる。ラジオだけじゃなくて iPhone に入れている豊富な音楽ソースなどを使えばテープを用意する必要もない、と思って SONY CFS-10 の改造をすることにした。

 

 

まずは Bluetooth モジュール。

 

 

marutsu さんから技適取得済みの BM83 を購入した。このモジュールは A2DP で使用する分には特に問題がない。他のプロファイルを使おうとするといろいろ問題が出て来ることが... とにかく音声で使用するには悪くないチョイスだと思ってる。

 

 

これを組み込んで使うことにした。

 

 

ところで CFS-10 は外観がいいので、組み込んでも見た目は可能な限り変えたくない。一般の電子工作する人だと、穴を開けて無骨なスイッチを付け加えたりとか。そういうのはやりたくない。

 

 

ということで、仕様は次のようにしたい。

 

1. CFS-10 のファンクションスイッチで LINE にすることにより Bluetooth 接続の音声がデフォルトで流れるようにする。

 

2. 外部入力 LINE IN にプラグを接続すると Bluetooth は切れ、本来の LINE IN として機能する。

 

3. Bluetooth 接続中の状態であることを知らせる機能はつけたい。

 

4. 3 を実現するために Bluetooth でよく見るたまにチカチカ光るのはダサいのでイヤ。

 

 

LINE IN にすると Bluetooth 側が鳴る、接続状態表示は FM WIRELESS LED をブルーに点灯、この方針にする。

 

 

ということで、3, 4 については購入前に希望する状況にできる機能が内蔵されていることがわかっているので問題ない。

 

 

1. 2 を実現するためには CFS-10 内部に手を入れる必要がある。とりあえず現在の作業状況は LINE IN の RCA コネクタの改造。

 

 

予備の CFS-10 から LINE IN のコネクタを取り出した。

 

 

 

止めてある樹脂部分を加熱して柔らかくしてから分解。

 

 

 

ピンプラグが差し込まれるとホット側のコンタクト金具が少しだけ後退できるように樹脂部分を削ってスペースを作る。

 

 

 

こんな感じでコンタクトが後退する。コンタクトがバネで戻るようにさらに加工して...

 

まぁいわゆるヘッドホンさしたらスピーカーが切れるような機械的なスイッチ付きの RCA コネクタを作ろうってわけ。

 

 

はっきりいってめんどくさいんだけど、完成が楽しみなんだよね。