お気に入りのピンクの PS VITA のアナログスティックの調子が良くない。ゲーム中何もしなくてもプレイヤーが勝手に動いちゃう。いわゆるドリフトするようになってきた。

 

 

 

Nintendo SWITCH のようなキャリブレーションモードが無いようなので修理 or 調整方法がないか調べてみた。ソニー公式の方法や一般の方の掃除する方法など、どれも効果なし。

 

 

 

新品の部品買うっていう手もあるけど、一回バラしてどうなっているのか調べてみることにした。多分 2 軸の抵抗方式。

 

 

焼き止め (あるいは単にプレスして潰してるだけかな ?) が 4 箇所ほどあったので、焼き止の頭をピンセットでつまんで細く整形して分解。焼き止めされてるから分解しての修理は前提としてないはず。

 

 

 

 

ほほう、これはタイトな作りだ。フレキシブル基板の抵抗膜印刷をブラシで分圧する感じだろうね。いわゆるボリュームだ。

 

拡大して観察してみたらフレキシブル基板側抵抗膜の方は摩耗らしき状況に見えなかったので、ブラシ側を見て見ると接触部分に黒ずみが見えた。

 

 

 

 

写真だと大きく見えるけど 3 ミリくらいとめっちゃ小さい。

 

X, Y 軸ともブラシ部分に変色があったので、通電状態が不安定になって電圧があばれるのだろう。原因がわかれば対処は簡単。抵抗膜との接触部分を軽く研磨してブラシを少し立ててバネを強くするように若干調整。スティックを戻すちっちゃいバネ 4 つの長さが微妙に異なっていたので引っ張って長さを揃えた。戻しバネもヘタってたんだな。

 

 

組み直してしばらく使ってみたけどドリフトも無くなって安定して遊べるようになった。抵抗膜方式は安く作れるからいいんだろうけど、できれば GMR センサーなんかを使ってくれればメンテナンスフリーでいいんだけどなぁ。ホール素子でもいいけどね。

 

 

新品の部品を買ったほうがお手軽に治せるんだろうけど、まぁこれでいいや。