千石でベルト売ってるって聞いたので買ってみたのだけれど...

 

そもそもテープレコーダーなどのオーディオ機器の補修用という名目で売っているわけではないので文句は言えないが、千石さんで売っているゴムベルトだとロジカルコントロールのテープレコーダー機器の補修は無理だとわかった。

 

たしかに直径が合っていれば一時的に機能回復するけど、ちょっと時間が経過するとゴムが伸びてしまってロジカルコントロール系のデッキではモーターからの動力が完全に伝わらなくなる。

 

 

 

SONY CFS-F11 のキャプスタンベルトが切れたのでソニーサービスに行くのも面倒だったから通販で試しに買って、キャプスタンベルト 、モードベルト双方を交換した直後は動いていたけれど、すぐに伸びてしまったようで、動力がうまく伝わらずにデッキのメカアクションを駆動できなくなってしまった。

 

今回問題を起こしたのはモードベルト。メカの駆動に動力を伝えるベルトで、これが駆動途中で伸びてメカの駆動抵抗に対抗できずに止まってしまう。

 

一時停止や選曲動作など、メカが動いて所定動作を行うようにできているがそれが途中で駆動が止まってしまうので結果、シスコンの制御とメカの位置が狂って誤動作ということに。

 

 

 

純正のベルトは硬いけれどしなやかで、かつ、引っ張るとある程度伸びたところで強く抵抗して伸びにくくなるんだけれど、千石さんのベルトはわりと柔らかくて引っ張ると意外と伸びてしまう。途中で伸びに対する抵抗があまりない。

 

 

若干径が小さいものを選べば多少良いのだけれど、テープスピードが微妙に遅くなったりしてしまうので、どうしたものか、という感じ。

 

 

千石さんのベルトはそもそもオーディオ機器の修理用という名目で売っているものではない。今回はメカの駆動という力の伝達が重要なベルトという点での評価なので、手動でメカを動かすタイプのテープレコーダーなどであれば、キャプスタンベルトとして考えればそこまで悪いベルト、使えないベルトという感じではないかな ? とも思っている。

 

 

もう少し引っ張りに対して抵抗があるベルトならオーディオ機器の修理にも使えると思うんだが、やってくれないかなぁ、千石さん。

 

 

 

やはりオーディオ機器の補修、修理は純正部品に限る、ということだろうな。