おしゃれな随筆
ヨゼフ・ボイス、クリムト、カンディンスキー、
デイヴィッド・ホックニー、ロシア表現主義などなど…
本日は【美術評論】 に、
多彩な20世紀芸術を紹介した洋書芸術論集など32冊が入荷。
ぜひご覧ください。
ヨーロッパのサッカーとか見てると、
たまに解説者のひとが、
「おしゃれなプレー」などと言っています。
スペースに走りこんだ見方のプレーヤーに、
ノールックで、観客がハッと息をのむような
ヒールパスなどを繰り出したり。だけど本人無表情、みたいな。
おしゃれ。
「おしゃれな古本」てあるんでしょうか。
ちょっとわかりませんが、
本日入荷した 辰野隆 『ひとりごと』 は、
全編、かなりおしゃれ度の高い1冊でした。
何しろ巴里だからな。セ・パリ!
山田も矢田部も石本も内心噂をして、辰野が巴里に来たら、
きつと遊ぶに相違ないと云つてゐたらしいが、来てみると案の定と行かず、
君子の墍があるので、喫驚してゐるらしい。
正に、そこもとの亭主はフランスの第一流の藝術の送迎に
いそがしくて、街頭のパリジエンヌなどに関はつている暇はないのだ。
俯仰天地に愧づるところは、先づ、相対的に無い。
とは言え、悪友から誘はれれば、敢へて後ろを見せずに、
賣女群がる華やかなカツフエにも出向いて、
女が頼めば、ベネディクチンやポルトやシャルトルウズの盃を合わせる宵もあるが、
それ以上に進むことは殆どない。
如何なる美人であらうとも(然し、きれいなのがゐるぜ!) 「旅のたより」より
「殆どない」って・・・辰野先生おしゃれがすぎます!
はやさき
