371 :その1:02/12/24 07:27
おととしまで住んでたアパートの話。
引越しをしようと決め、物件探しをしてるとき、
「ちょっとした縁で安くできるから」と、そのアパートを不動産会社から紹介された。
部屋は1K、ロフトつき、日当たりも良し。
大き目の収納もあり、交通の便もよく、ほとんど文句ない物件だったので、ちょっと奮発してそこに速攻で決めた。
で、当時ネコを一匹飼ってた(前に住んでた部屋はペットOKのボロアパート)んだが、
そのことの許可をもらうのを忘れてしまい、
「ま、あとでうまくごまかせばいいか~」てなぐらいの気持ちで、ネコもつれてきた。
(トイレ、鳴き癖は完全にしつけてある、という安心感もあったし)
アパートの住人たちへのあいさつも済ませ、近所のスーパーとかを見てまわり、引越し当日は終了。
荷物も整理してない部屋で寝ようとしたとき、ネコの異変に気がついた。
玄関のドアのほうを見て微動だにせず、ずーーーっと低い声でうなっていた。
普段はそんなことしないのに。
そのときは、ノラネコでもいるのかな?としか思わなかったので、
そのうち慣れるだろと思い、早々に寝てしまった。
が、次の日もその次の日も毎日毎日、夕方ごろになるとその行動をするようになり、
これはおかしいぞと思い、うなり続けているネコの近くに行った。
すると、なんか玄関の外で人の気配がする。
373 :その2:02/12/24 07:51
お化けとかそういう雰囲気ではなく、明らかに人間の気配。
思い切ってドアを開けたかったが、怖くてできない。つか、そんな根性もとからないし;;
結局、物音を当てないようにネコをかかえて部屋に戻り、ふすまを閉め寝ることしかできなかった。
それでもネコは、ふすま越しに玄関のほうを見てうなっていたけど。
結局、そんな毎日が続いたため、満足に寝ることができず、3ヶ月で部屋を引き払うことにした。
体重も10キロ落ち、医者にも「相当ストレス溜まってるね」と言われたので、
元のアパートに出戻りする形になった。
で、またアパートの住人に挨拶してくことにしたんだが、
こっちが「短い間でしたがお世話になりました」と挨拶すると、決まって全員ネコの話をするんだ。
「このアパート、ネコとか禁止でしょ?なんで飼ってるの?」
「大家さんの許可もらわないとダメだよ」
「大家さん、ネコのことで怒ってるわよ」とか。
一度も部屋から出してないのに。去勢したから大声で鳴いたことも一度もなかったのに。
で、最後の一人に、さりげなく聞いてみた。
「なんでネコ飼ってたの知ってるんですか?」って。
そしたら、「“アパートのみんな”で交代で見張ってたから」と言われた・・・・
どうやら、毎日毎日交代で、(なんと、大家の指示らしかった・・・)
オレが帰るとすぐにその日の当番が、ドアの前でずーーーーっと見張りをしてたそうだ。
ドアポストからの監視もしてたらしく、それでネコを見つけられたみたいだった。
ネコのことで許可をもらわずに飼ってたオレも確かに悪かったが、
それならそうと一言言ってくれればいいのにと反論したら、
「大家さんの指示だから・・・」と言う。
その後の話を聞いてみたら、どうも郵便物も大家さんの指示でチェックされてたらしい・・・
さすがに封筒破ってまではしなかったらしいが、誰から来た郵便てのは逐一チェックしてたそうだ。
それを聞いて、もう一日とここにいたくないと思い、
一週間後だった引越し予定日を無理矢理繰り上げ、翌日引越しをした。
今ではもう笑い話でしかないが、当時はホントにシャレにならんくらい怖かった話。
374 :追記:02/12/24 07:56
なんで大家さんがチェックしてたのか、不動産屋がどういう縁で安くできたのかは、わからずじまいです。
つか、怖くて調べたくもなかった・・・・・
つまんないオチでスマソ。
今では何事もなく、ストーキングされることもなく、平穏無事な毎日。
やっぱ、値段とかに見合わないお得なアパートって危険ですよ・・・・
204 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 22:02
4~5歳くらいまで、父親が2人いたんだよ。
それも、浮気とかじゃなくて、同じ父親が2人。
意味がわからないと思うけど、顔かたちはまったく同じなんだけど、
目つきだけが異様な感じがする、とにかくこの世のものとは思えない存在だった。
どういうときに『そいつ』が来たのかは覚えてないが、いつもの父親と同じように家に帰って来てた。
でも、俺も母親も、『そいつ』が父親じゃないってことは肌で感じており、玄関の前に来たときから震えていた記憶がある。
そして『そいつ』は家の中に入ると、決まって家具や皿をめちゃくちゃに荒らすんだよ。
俺は恐くて目をずっとつぶってるんだが、耳には母親の「やめて!」という声が今でもこびりついている。
断言できるが、俺の父親は優しく、そんなことをする人ではない。
でも、顔が同じで性格がまったく逆の、もう1人の『そいつ』は確かにいた。
今、そのことを親に言っても、「そんなことはなかった」しか言われない。
あれはなんだったんだ・・・
205 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 22:05
>>201
二人が同時に家に居たりするんですか?
つまらない質問でスマソ
207 :204:03/01/19 22:11
>>205
いや、それはなかった。
とにかく恐怖は、いつも父親が仕事から帰ってくるときから始まっていた。
大体本来のやさしい父親が帰ってくるのだが、たまに『そいつ』が帰ってきてた。
208 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 22:28
仕事とかで切れたんじゃないかと
209 :204:03/01/19 22:29
>>208
そうなのかねえ。
でも、玄関を開ける前から、俺は『違う』ってわかってたきがする。
今、家族に聞いても、暴れていた事実自体がないという。
210 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 22:39
>>204
その怖いお父様は、暴れた後どうするんですか?
一通り暴れた後、フッと消えちゃったりするなら怖いけど。
211 :204:03/01/19 22:43
>>210
俺はそのとき目をつぶってるから、詳細は不明。
でも、しばらくしたら静かになって、荒れた室内を母親が直していた気がする。
213 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 22:47
酒癖わるい親父だっただけですな。
よくいるよな。ふだんはいい人なのに、たまにわあわあわめきながら帰ってくるおっさん。
お母さんも思い出したくもないから言わないだけ。
215 :204:03/01/19 23:28
>>213
酒は飲まないです。
とにかく、俺の中では別人というイメージしかない。
というのも、暴れている最中、父親の声がまったく聞こえなかったからかもしれない。
普通は暴れているなら、「うおぉ!」とか「ふざけんな」とか、聞こえそうなもんだけど。
218 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 23:47
普通なら自分自身に対して多重人格が起こるシステムが、
この場合は外的に作用して、『ふたりのお父さん』を作りだしてしまったのかもしれないね。
「虐待されている自分は自分ではない」→「だから痛くも怖くもないんだ」→ 「もう1人の自分」
となるところが、
「こんな怖い人がお父さんのはずない」→「だから本当のお父さんは怖くない」→「もう1人お父さんがいる!?」
みたいな。
219 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 23:49
父親の声が全く聞こえないというのも、『解離』が起こっていた可能性が高い。
解離性人格障害の代表が多重人格。
237 :204:03/01/20 11:05
すいません、ちょっと前に書いたものなんですが、
あのあと皆さんの返事を読んでいて、やはり気になったので、親に問いただしてみました。
その結果、ますますわけがわからなくなったので、これでもう書き込みはやめにしたいと思います。
・父親が暴れていたよね?
・あの頃浮気していたのか?
・父親は精神病なのか?
・俺は精神病なのか?
何を聞いても「そんなことはない」しか言わなかったんで、
こっちもちょっと強く出ようとしたところ、兄に制止されました。
しかし、その後真相を聞くことができました。
あの頃、たしかに家内で暴れていた時期があるということです。
しかし、兄が言うには、
「あのとき暴れていたのは、母さんの方だぞ」ということでした。
今は恐くて母親に話しかけられません。
4~5歳くらいまで、父親が2人いたんだよ。
それも、浮気とかじゃなくて、同じ父親が2人。
意味がわからないと思うけど、顔かたちはまったく同じなんだけど、
目つきだけが異様な感じがする、とにかくこの世のものとは思えない存在だった。
どういうときに『そいつ』が来たのかは覚えてないが、いつもの父親と同じように家に帰って来てた。
でも、俺も母親も、『そいつ』が父親じゃないってことは肌で感じており、玄関の前に来たときから震えていた記憶がある。
そして『そいつ』は家の中に入ると、決まって家具や皿をめちゃくちゃに荒らすんだよ。
俺は恐くて目をずっとつぶってるんだが、耳には母親の「やめて!」という声が今でもこびりついている。
断言できるが、俺の父親は優しく、そんなことをする人ではない。
でも、顔が同じで性格がまったく逆の、もう1人の『そいつ』は確かにいた。
今、そのことを親に言っても、「そんなことはなかった」しか言われない。
あれはなんだったんだ・・・
205 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 22:05
>>201
二人が同時に家に居たりするんですか?
つまらない質問でスマソ
207 :204:03/01/19 22:11
>>205
いや、それはなかった。
とにかく恐怖は、いつも父親が仕事から帰ってくるときから始まっていた。
大体本来のやさしい父親が帰ってくるのだが、たまに『そいつ』が帰ってきてた。
208 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 22:28
仕事とかで切れたんじゃないかと
209 :204:03/01/19 22:29
>>208
そうなのかねえ。
でも、玄関を開ける前から、俺は『違う』ってわかってたきがする。
今、家族に聞いても、暴れていた事実自体がないという。
210 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 22:39
>>204
その怖いお父様は、暴れた後どうするんですか?
一通り暴れた後、フッと消えちゃったりするなら怖いけど。
211 :204:03/01/19 22:43
>>210
俺はそのとき目をつぶってるから、詳細は不明。
でも、しばらくしたら静かになって、荒れた室内を母親が直していた気がする。
213 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 22:47
酒癖わるい親父だっただけですな。
よくいるよな。ふだんはいい人なのに、たまにわあわあわめきながら帰ってくるおっさん。
お母さんも思い出したくもないから言わないだけ。
215 :204:03/01/19 23:28
>>213
酒は飲まないです。
とにかく、俺の中では別人というイメージしかない。
というのも、暴れている最中、父親の声がまったく聞こえなかったからかもしれない。
普通は暴れているなら、「うおぉ!」とか「ふざけんな」とか、聞こえそうなもんだけど。
218 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 23:47
普通なら自分自身に対して多重人格が起こるシステムが、
この場合は外的に作用して、『ふたりのお父さん』を作りだしてしまったのかもしれないね。
「虐待されている自分は自分ではない」→「だから痛くも怖くもないんだ」→ 「もう1人の自分」
となるところが、
「こんな怖い人がお父さんのはずない」→「だから本当のお父さんは怖くない」→「もう1人お父さんがいる!?」
みたいな。
219 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/19 23:49
父親の声が全く聞こえないというのも、『解離』が起こっていた可能性が高い。
解離性人格障害の代表が多重人格。
237 :204:03/01/20 11:05
すいません、ちょっと前に書いたものなんですが、
あのあと皆さんの返事を読んでいて、やはり気になったので、親に問いただしてみました。
その結果、ますますわけがわからなくなったので、これでもう書き込みはやめにしたいと思います。
・父親が暴れていたよね?
・あの頃浮気していたのか?
・父親は精神病なのか?
・俺は精神病なのか?
何を聞いても「そんなことはない」しか言わなかったんで、
こっちもちょっと強く出ようとしたところ、兄に制止されました。
しかし、その後真相を聞くことができました。
あの頃、たしかに家内で暴れていた時期があるということです。
しかし、兄が言うには、
「あのとき暴れていたのは、母さんの方だぞ」ということでした。
今は恐くて母親に話しかけられません。
450 :449:03/01/24 18:22
以前すんでたとこで、2年くらい前にあった話なんだ けど、
子供とお母さんが横断歩道を渡ってて、ひき逃げされた。
その横断歩道は歩行者が少ないってんで、普段は車道の信号は点滅なのね。
そんで、ボタン押して待ってたら車道の信号が赤になって、横断歩道の信号が青になる。
だけど、その点滅信号ってめったに赤になることなんてないから、点滅になれた車がよく事故おこしてたんだよね。
そんで、そのひき逃げ事件もおこった。お母さんとその子供も即死だったらしい。
暗くなったばかりのころに、もの凄いスピードでひかれたらしくて、
お母さんは頭が割れて脳ミソが飛び散ってて頭がグチャグチャ。
なんでも、顎から上が取れちゃったみたいになってたらしい。
子供(3才くらいだったかな?)も車の下に入り込んでしまって、後輪に頭を踏まれて頭が潰れた状態だったそう。
後で事故現場行ったら、横断歩道の白いとこに血の跡すごい残ってた。
その後、親子をひいた車が見つかったんだけど盗難車で、結局犯人は見つからなかった。
それが7~8年 前の話。オレが高校生のころ。
その後、オレは他の県の大学に行った。
卒業してから、また実家に戻って地元に就職した。
ちょうどそのころに、当時だと5~6年前か、昔あったひき逃げの犯人が捕まったって聞いた。
どうして犯人がわかったのかはわからないけど。
犯人はオレの4つくらい上の男で、メッチャ近所のチンピラだった。
そういえば見た事あるかもしれないってくらいの。
ひき逃げがあった信号はそのころはもう押しボタン式ではなく、ちゃんと普通に変わるようにされてた。
まぁ広い直線の道だし、交差点ではないといえど、最初からこうするべきだろって感じだったんだけど。
母親に話を聞いたら、
「もう○○さん(ひき逃げ犯)結婚して子供もいるのに、奥さんとお子さんがかわいそうだねぇ・・・」ってことだった。
その後、その奥さんと子供も何度か見かけた。すごいキレイな奥さんで、普通にいいな~って思った覚えがある。
451 :449:03/01/24 18:22
地元に帰ってから半年くらいたって、ようやく仕事もなれたってくらいの時、また例の横断歩道で事故があった。
その横断歩道は職場からまぁまぁ近くて、事故がおこったのはすぐ耳に入ってきた。
野次馬に行きたかった(不謹慎?)けど、仕事ほっぽりだしていくにはちょっと距離があったんで、
遠くからパトカーや救急車の赤いランプだけ見てた。
会社の上司が「信号が押しボタン式をやめてからは珍しいな」って言っていて、昔のひき逃げ事件を思い出した。
家に帰るとイキナリ母親が「今日事故があったの知ってる!?」って言ってきた。
「あのひき逃げ横断歩道だろ?会社からパトカーとか見たよ」って言ったら、
「ひかれたの・・・○○さんの奥さんとお子さんなんだよ!」って。
・・・そのときはちょっとゾッとした。
「・・・死んだの?」って聞いたら、母親はだまってうなづいた。
母親も子供もどちらも死んでしまったらしい。そしてやっぱりひき逃げ。
「もしかしたら犯人は、昔ひき逃げされた母子のオヤジなんじゃないの?」とか言ってた。
ゾッとした反面、明日会社で話そうとか、話のネタが出来た(不謹慎?)くらいにしか思ってなかった。
案の定次の日は、オレが話す前からその話でもちきりだった。
その時に、昔ひき殺された母子のオヤジは、その後引っ越してしまったと聞いた。
仕事から帰ると、オヤジが仕事先から家に電話してきた。
なんでも、オヤジの知り合いが昨日の事故の犯人だということがわかったらしい。
つきあいのあった人なので、ちょっと仲間内で集まって、警察に行ってみるから遅くなるという内容の電話だった。
オレもオフクロも夜遅く迄起きてた。やっぱり話が聞きたくて。
オヤジが帰って来てから話を聞いて、オレは心底ゾッとした。
453 :449:03/01/24 18:23
警察では面会もさせてもらえず、警察もなにも話してくれなかったらしいが、
その人(今回のひき逃げ犯)と仲のいい人が、その人が出頭(ある意味の自首だったらしい)する前に聞いた話では、
その人はその日、友人と夕食を食べて帰宅途中だったらしい。
車の運転中に軽いめまいを覚えたが、大丈夫だろうと車を走らせていた。
が、目をさますと自分の部屋で、仕事着姿のまま寝ていたらしい。
酒は申し訳程度にしか飲んでないのにおかしいなと思い、時計を見たら仕事が始まっている時間だった。
慌てて身支度して、車に乗ろうと外にでると、
いつもバックで駐車するのに、その日は前から突っ込んで駐車していた。
フロントを見て驚た。
割れたフロントガラス、へこんだボンネット、その上血しぶきと肉片が至る所に付着していた。
慌てたその人は、必死で前日のことを思いだそうとし、
友人に電話し、考えた末に、警察に出頭したということらしい。
鑑識の結果、○○の妻と子供をひいたのはその人の車に間違い無いという結果になり、緊急逮捕されたそうだ。
そこまで話した後、オヤジは警官から聞いた話をしてくれた。
○○の妻と子供の遺体の状況の話だった。
母は頭が割れ、顎から上がとれて離れた所に吹っ飛んでたらしい。
そして、子供は車の下に入り込んで、タイヤで頭を踏まれ頭がつぶれていた。
・・・5年前の事件と同じだ。
家族4人(弟がいます)でシーンとなった。すげーゾッとした。
その後。事件の経過をまたオヤジがその人に聞いて来た。
なんでも、ハンドルにも血痕が付着しており、その血が誰の物かわからず困っているということだった。
その血痕は、ちょうど血まみれの手でハンドルを握ったような形になっていたそうだ。
その後、横断歩道で幽霊を見たという話や、前回のひき逃げ犯の男が精神に異常をきたして病院にいる等、
いろいろ噂を聞いたが、それらは本当かどうか分からない。
ただ、近所でキレイな奥さんとその子供を見ることはなくなった。
本当にあの人達が、そんな悲惨な死に方をしたのだと思うととても怖い。
昔、悲惨な殺され方をした母子が、復讐をしたのだろうか?
今でも職場に通うのにその横断歩道を車で横切るが、いつも思う。
もういいだろ、復讐終わっただろ?だからオレの車は使わないでくれって。
544 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:04
某チェーン店の居酒屋でバイトしてた頃 の話。
Mさんという40代の常連がいた。
常連といっても、俺がバイトを始めた頃から店に一人でやってくるようになったのだが、
ほぼ一月ほどは毎晩のように通ってきた。
何でも、居酒屋近くのビジネスホテルに滞在しているらしく、
だいたい閉店間際にふらりとやって来て、本人定番のつまみを注文する。
それでお互い顔を覚えて、いつしか気安く対応する間柄になっていた。
何せ小さな店舗で、オヤジ系居酒屋だったこともあって、カウンター内で洗い物をしているとよく話し掛けてきた。
546 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:06
いつものようにモツの煮込みを出すと、Mさんは気味の悪い話を始めた。
若い頃にヘマをしでかし、その筋の方に拉致されて、ダムの工事現場に連れて行かれた時の話だそうだ。
Mさんは普通の労働者とは違って、飯場のような所に軟禁させていたらしい。
そこには似たような境遇の人たちが十人ほどいたという。
場所は人里離れた山の中。
食事の支度は飯炊き女(50代)がまかなっていたそうだが、当然食材は近くの村から配達してもらったという。
ある夜、工事現場に繋がる唯一の道路が、大雨で不通になってしまった。
復旧の目処がたたないうちに、三日が過ぎたそうだ。
蓄えていた食料も底を尽き、全員パニックに陥ったらしい。
その時みんなが目をつけたのは、飯炊き女が残飯を食べさせていた雑種犬。
Mさんは詳しく話さなかったが、とにかくその犬を食べて飢えをしのいだという。
「それからなんだよ。動物って分かってんのかね?俺を見たらどんな犬も吠えやがるんだ。睨みつけてよ」
547 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:08
俺もMさんが裏稼業の人間であることは薄々分かっていた。
相手は店の客だし、深い付き合いにはならないつもりでもいた。
でもMさんは俺のことを気に入ったらしく、仕事が終わったら飲みに行こうと誘ってくるようになった。
最初は断っていたが、ある夜。すすめられたビールで少し酔った俺は、誘いに応じてしまった。
「顔の利く店があるから」
Mさんは、東南アジアからタレントを連れてくるプロモーターだと自称していたが、実はブローカーだった。
連れて行かれた店もフィリピンパブ。
かなりきわどい店だったが、貧乏学生だった俺は結構楽しんでしまった。
Mさんは女の子と延々カラオケを歌っていたが、俺はカタコトの英語で片っ端から女の子を口説いていた。
548 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:09
一人すごくかわいい女の子がいて、その子にも話し掛けようとした時、
Mさんは突然マイクを置いて、テーブルに戻ってきた。
「その子はだめだぞ。俺のお気にだからな」
Mさんの目は笑っていなかった。ぞっとするくらい凄みがあった。
回りも雰囲気を察して、場はしらけたようになった。
俺も萎縮して、すっかり酔いが覚めてしまった。
Mさんは何も無かったように、再びカラオケで歌いだした。
その姿を黙って見ていた俺に、さっきのお気にの女の子がつたない日本語で耳打ちしてきた。
「店ノ女ノ 子、全部アイツ嫌イ」
「何で?」と俺が訊ねると、
「ワカラナイ。デモ、ナンカ見エル時アルヨ」
「何が?」
「死ンダ女ノ子ネ。イッパイ見エルヨ」
俺は思った。
Mさん。分かるのは犬だけじゃないみたいだぞ。
某チェーン店の居酒屋でバイトしてた頃 の話。
Mさんという40代の常連がいた。
常連といっても、俺がバイトを始めた頃から店に一人でやってくるようになったのだが、
ほぼ一月ほどは毎晩のように通ってきた。
何でも、居酒屋近くのビジネスホテルに滞在しているらしく、
だいたい閉店間際にふらりとやって来て、本人定番のつまみを注文する。
それでお互い顔を覚えて、いつしか気安く対応する間柄になっていた。
何せ小さな店舗で、オヤジ系居酒屋だったこともあって、カウンター内で洗い物をしているとよく話し掛けてきた。
546 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:06
いつものようにモツの煮込みを出すと、Mさんは気味の悪い話を始めた。
若い頃にヘマをしでかし、その筋の方に拉致されて、ダムの工事現場に連れて行かれた時の話だそうだ。
Mさんは普通の労働者とは違って、飯場のような所に軟禁させていたらしい。
そこには似たような境遇の人たちが十人ほどいたという。
場所は人里離れた山の中。
食事の支度は飯炊き女(50代)がまかなっていたそうだが、当然食材は近くの村から配達してもらったという。
ある夜、工事現場に繋がる唯一の道路が、大雨で不通になってしまった。
復旧の目処がたたないうちに、三日が過ぎたそうだ。
蓄えていた食料も底を尽き、全員パニックに陥ったらしい。
その時みんなが目をつけたのは、飯炊き女が残飯を食べさせていた雑種犬。
Mさんは詳しく話さなかったが、とにかくその犬を食べて飢えをしのいだという。
「それからなんだよ。動物って分かってんのかね?俺を見たらどんな犬も吠えやがるんだ。睨みつけてよ」
547 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:08
俺もMさんが裏稼業の人間であることは薄々分かっていた。
相手は店の客だし、深い付き合いにはならないつもりでもいた。
でもMさんは俺のことを気に入ったらしく、仕事が終わったら飲みに行こうと誘ってくるようになった。
最初は断っていたが、ある夜。すすめられたビールで少し酔った俺は、誘いに応じてしまった。
「顔の利く店があるから」
Mさんは、東南アジアからタレントを連れてくるプロモーターだと自称していたが、実はブローカーだった。
連れて行かれた店もフィリピンパブ。
かなりきわどい店だったが、貧乏学生だった俺は結構楽しんでしまった。
Mさんは女の子と延々カラオケを歌っていたが、俺はカタコトの英語で片っ端から女の子を口説いていた。
548 :あなたのうしろに名無しさんが・・・:03/01/26 21:09
一人すごくかわいい女の子がいて、その子にも話し掛けようとした時、
Mさんは突然マイクを置いて、テーブルに戻ってきた。
「その子はだめだぞ。俺のお気にだからな」
Mさんの目は笑っていなかった。ぞっとするくらい凄みがあった。
回りも雰囲気を察して、場はしらけたようになった。
俺も萎縮して、すっかり酔いが覚めてしまった。
Mさんは何も無かったように、再びカラオケで歌いだした。
その姿を黙って見ていた俺に、さっきのお気にの女の子がつたない日本語で耳打ちしてきた。
「店ノ女ノ 子、全部アイツ嫌イ」
「何で?」と俺が訊ねると、
「ワカラナイ。デモ、ナンカ見エル時アルヨ」
「何が?」
「死ンダ女ノ子ネ。イッパイ見エルヨ」
俺は思った。
Mさん。分かるのは犬だけじゃないみたいだぞ。
625 :すげー長いっす:03/01/27 23:25
それは、私が一人暮らしを始めて3日目のことでした。
その日、私は仕事がうまくいき、お客さんと遅くまで繁華街で呑んでいました。
私の借りたマンションは、駅から徒歩2分という立地条件の良さ で、
遅くまで呑んでいても大丈夫♪という気軽さも手伝って、いつもよりもゆっくり呑んでいましたが、
何とか最終に間に合いました。
マンションはそこから快速で2つめの駅です。10分程で駅に着きました。
それから駅前のロータリーを横切って、ゆっくりとマンションに向かいました。
ゆっくり呑んでいたとはいえ、かなりな酒豪の私にとっては、
やっとエンジンが掛かってきた!というところでの『おひらき』でしたので、まだまだ呑み足りない私は、
マンションのすぐ脇にあるコンビニで、ビールやらおつまみやらを買って、マンションの玄関に着きました。
マンションはバブル時代に建てられたもので、当時は分譲のみでしたが、今は分譲貸しもしていて、
当時、分譲で購入した人も住んでいましたが、入居者の殆どが私のような賃貸契約者でした。
総大理石の玄関に入ると、女性が子供を二人連れて、
来客用のこれまた大理石で出来たイス(ベンチ?)に座っていました。
ショートヘアで、年の頃は35,6歳くらい。
思いっきり頑張って箪笥から引っ張り出した一張羅を着てきましたーって感じで、私的には可笑しかった。
管理人室には管理人は居ませんでした。定時の5時で帰っていました。
私は内心、こんな夜中に子連れの女性・・・??と思いましたが、
無視してそのままエレベーターホールに行き、8階のボタンを押しました。
エレベーターの中で私は、
酷くやつれた女の人だったなー。子供は二人共、幼稚園くらいかな??
それにしても、何をしていたのだろ、あんな所で・・・。
などと考えながら、部屋のキーを鞄の中から取り出しました。
8階に着き、エレベーターを降りてすぐ右側のドア。そこが私の新居です。
カギを開け、電気を点けて部屋の中へ。
着替えるのも面倒なので、すぐに買ってきたビールとおつまみを取り出して、
グラスを用意して、ソファーに座り、テレビを見つつ、一人で酒盛りを始めました。
何気なくテレビの横に置いてある時計を見ると、午前2時過ぎでした。
626 :すげー長いっす:03/01/27 23:26
ピンポーン♪
突然、玄関のチャイムが鳴りました。
線路脇の部屋とはいえ、この時間はもう電車も止まっているので割合静かな時間なので、
本当に心臓が口から飛び出そうなくらいに驚きました。
こんな時間に誰?知り合いだったら電話してから来るよな~などと思って、きっとお隣のご主人が間違えたのだ。
と勝手に思い込んでいました。
しかし、またピンポ-ン♪と鳴りました。
仕方がないので、インターホンの受話器を取り「はい」と出ました。
相手は『・・・・・・』無言です。
あぁ、やっぱりお隣のご主人が間違えて、それで・・・と思っていましたが・・・
また、ピンポーン♪ピンポーン♪けたたましく2度鳴りました。
覗き穴から見てみようかとも思いましたが、面倒だったし、
また受話器を取り、今度はとても怪訝そうに「はい!」と答えました。
『・・・えして・・・』
女性のか細い声が聞こえました。
「は?」と答えました、いえ、そう答えるしかありませんでした。
嫌がらせかな?こういうの、流行っているのかな?などと思いながら、
「どちら様ですか?」と聞いてみました。
するとまた『・・・えして・・・』としか聞こえません。
女の人・・・さっきの下に居た人かな???
「すみません、よく聞こえないんですが?」と言うと、
今度ははっきり『主人を返して!!!』と聞こえました。
私は?????でした。当時、不倫はおろか、彼氏も居ませんでしたから。
「あの~。お宅をお間違いじゃないですか?」と聞いてみました。
「早くココを開けなさいよ!居るんでしょ?主人、そこに居るんでしょ?!」
と叫ぶや、ドアを激しく叩き始めました。
冗談じゃない!こんなことを隣近所に噂されたら・・・と、私は仕方なくドアを開けました。
そこには、やはりさっき下で見た子連れの女性が立っていました。
627 :すげー長いっす:03/01/27 23:28
ズカズカと部屋に上がり込み、ありとあらゆるドアを開けまくり、
ベランダも押し入れも全てのドアを開け放して、私の居るリビングに来ました。
これで、勘違いで気が済んで帰ってくれるものだと、私は思っていました。
リビングに座り、今度は泣きながら「主人を返して」と訴えてきました。
私は何度も何度も、
「間違いです。
私は3日前・・・正確にはもう4日前にこちらへ入居したばかりですので、あなたのご主人なんて、知りません!」
と言い続けました。
しかし女性はとうとう土下座までして、「主人を返して」と言い出しました。
私はとても怖くなりました。
勘違いとはいえ、他人の家に子連れで、しかも土足で入り込んで、泣くわ、喚くわ、挙句の果てには土下座までして・・・。
「そんなに大事なダンナなら、首に縄でも付けとけばいいでしょ?!」
思わず言ってしまいました。
「あなたはとても綺麗ね・・・それに若い・・・おしゃれだし、私には無いものを全て持っている・・・
あなただったら、男の人なんていくらでも寄り付くでしょう?私の主人なんか、取るに足らないでしょう?
だったら、さっさと返してくれても良いでしょう?」
「そう仰られても・・・本当に、私は無関係なんです!そりゃ、あなたには同情しますけど・・・」
またその女性はさめざめと泣き始めました。
子供達はこれだけ大騒ぎしていたにも関わらず、ぐっすり眠っています。
どこまでいっても平行線だなー。もう、明日にして欲しいー!
内心、そう思っていました。
そんな気持ちが顔に出ていたのか、女性は立ち上がって、ゆっくりと子供達を抱き上げ、
(この時、私は不謹慎ながら、お母さんって強いだけじゃなくて、力持ちにもなるんだなーなどと感心していました)
ベランダの方へフラフラと歩き始めました。
何をするんだろう??とじーっと見ていると、ベランダへ出て子供を一人、下に投げ落としました。
その瞬間がスローモーションのように、私にはゆっくりと長い時間に思えました。
ドサッ!
628 :すげー長いっす:03/01/27 23:29
私は慌ててベランダへ行き、下を覗き込みました。
当たり前ですが、小さな子供が頭から血を流して倒れていました。
「何をしているの!救急車!!救急車!!」
叫びながら私は、側にあった電話の受話器を取りました。
女性を横目で見ながら・・・と、今度は物凄く大きな音がしました。
もう一人の子供を落とそうとしているではありませんか!
受話器を放り投げ、慌てて私はベランダへ走り寄りました。
遅かった・・・子供は一足違いで投げ落とされてしまいました。
女性は笑いながら私の顔を覗き込み、手すりから身を乗り出して、
「これで、あなたの罪は一生消えない」と言い残して、自らも飛び降りました。
私は部屋の中に居るのが怖くなって、人だかりができるであろう、親子が飛び降りた場所へ駆けつけました。
マンションの玄関から、ちょうど8階上が私の部屋のベランダです。
玄関を出て、そこにあるハズの親子の体を探しました。
・・・見つかりませんでした。
そんなハズはありません。確かに目の前で、二人の子供を次々に投げ落とし、自分も飛び降りたのです!
マンションの周りをウロウロと探し回りましたが、見つかりませんでした。
何が何だか訳が分からなくなって、私は部屋に戻りました。
腑に落ちなくて、まんじりともせずに朝を迎えました。
629 :すげー長いっす:03/01/27 23:30
休日だったのですが、いつもならゆっくりお昼頃まで寝ているのですが、
昨夜のこともあり、9時になり管理人室のカーテンが開くのと同時に、管理人を捕まえました。
勿論、私の部屋、803号室の前の住人や、このマンションについて詳しく聞くために。
昨夜のことを管理人に説明しましたが、管理人はシラを切るだけで何も教えてはくれませんでした。
不動産屋、管理会社、どちらにも電話しましたが、何も聞けませんでした。
ただ・・・お隣の奥さんが、引越しのご挨拶に伺ったときに、
「あなた、お一人で住まわれるのですか?」と、薄ら笑いを浮かべていたことを思い出しましたが・・・
それは、私が一人暮らしを始めて3日目のことでした。
その日、私は仕事がうまくいき、お客さんと遅くまで繁華街で呑んでいました。
私の借りたマンションは、駅から徒歩2分という立地条件の良さ で、
遅くまで呑んでいても大丈夫♪という気軽さも手伝って、いつもよりもゆっくり呑んでいましたが、
何とか最終に間に合いました。
マンションはそこから快速で2つめの駅です。10分程で駅に着きました。
それから駅前のロータリーを横切って、ゆっくりとマンションに向かいました。
ゆっくり呑んでいたとはいえ、かなりな酒豪の私にとっては、
やっとエンジンが掛かってきた!というところでの『おひらき』でしたので、まだまだ呑み足りない私は、
マンションのすぐ脇にあるコンビニで、ビールやらおつまみやらを買って、マンションの玄関に着きました。
マンションはバブル時代に建てられたもので、当時は分譲のみでしたが、今は分譲貸しもしていて、
当時、分譲で購入した人も住んでいましたが、入居者の殆どが私のような賃貸契約者でした。
総大理石の玄関に入ると、女性が子供を二人連れて、
来客用のこれまた大理石で出来たイス(ベンチ?)に座っていました。
ショートヘアで、年の頃は35,6歳くらい。
思いっきり頑張って箪笥から引っ張り出した一張羅を着てきましたーって感じで、私的には可笑しかった。
管理人室には管理人は居ませんでした。定時の5時で帰っていました。
私は内心、こんな夜中に子連れの女性・・・??と思いましたが、
無視してそのままエレベーターホールに行き、8階のボタンを押しました。
エレベーターの中で私は、
酷くやつれた女の人だったなー。子供は二人共、幼稚園くらいかな??
それにしても、何をしていたのだろ、あんな所で・・・。
などと考えながら、部屋のキーを鞄の中から取り出しました。
8階に着き、エレベーターを降りてすぐ右側のドア。そこが私の新居です。
カギを開け、電気を点けて部屋の中へ。
着替えるのも面倒なので、すぐに買ってきたビールとおつまみを取り出して、
グラスを用意して、ソファーに座り、テレビを見つつ、一人で酒盛りを始めました。
何気なくテレビの横に置いてある時計を見ると、午前2時過ぎでした。
626 :すげー長いっす:03/01/27 23:26
ピンポーン♪
突然、玄関のチャイムが鳴りました。
線路脇の部屋とはいえ、この時間はもう電車も止まっているので割合静かな時間なので、
本当に心臓が口から飛び出そうなくらいに驚きました。
こんな時間に誰?知り合いだったら電話してから来るよな~などと思って、きっとお隣のご主人が間違えたのだ。
と勝手に思い込んでいました。
しかし、またピンポ-ン♪と鳴りました。
仕方がないので、インターホンの受話器を取り「はい」と出ました。
相手は『・・・・・・』無言です。
あぁ、やっぱりお隣のご主人が間違えて、それで・・・と思っていましたが・・・
また、ピンポーン♪ピンポーン♪けたたましく2度鳴りました。
覗き穴から見てみようかとも思いましたが、面倒だったし、
また受話器を取り、今度はとても怪訝そうに「はい!」と答えました。
『・・・えして・・・』
女性のか細い声が聞こえました。
「は?」と答えました、いえ、そう答えるしかありませんでした。
嫌がらせかな?こういうの、流行っているのかな?などと思いながら、
「どちら様ですか?」と聞いてみました。
するとまた『・・・えして・・・』としか聞こえません。
女の人・・・さっきの下に居た人かな???
「すみません、よく聞こえないんですが?」と言うと、
今度ははっきり『主人を返して!!!』と聞こえました。
私は?????でした。当時、不倫はおろか、彼氏も居ませんでしたから。
「あの~。お宅をお間違いじゃないですか?」と聞いてみました。
「早くココを開けなさいよ!居るんでしょ?主人、そこに居るんでしょ?!」
と叫ぶや、ドアを激しく叩き始めました。
冗談じゃない!こんなことを隣近所に噂されたら・・・と、私は仕方なくドアを開けました。
そこには、やはりさっき下で見た子連れの女性が立っていました。
627 :すげー長いっす:03/01/27 23:28
ズカズカと部屋に上がり込み、ありとあらゆるドアを開けまくり、
ベランダも押し入れも全てのドアを開け放して、私の居るリビングに来ました。
これで、勘違いで気が済んで帰ってくれるものだと、私は思っていました。
リビングに座り、今度は泣きながら「主人を返して」と訴えてきました。
私は何度も何度も、
「間違いです。
私は3日前・・・正確にはもう4日前にこちらへ入居したばかりですので、あなたのご主人なんて、知りません!」
と言い続けました。
しかし女性はとうとう土下座までして、「主人を返して」と言い出しました。
私はとても怖くなりました。
勘違いとはいえ、他人の家に子連れで、しかも土足で入り込んで、泣くわ、喚くわ、挙句の果てには土下座までして・・・。
「そんなに大事なダンナなら、首に縄でも付けとけばいいでしょ?!」
思わず言ってしまいました。
「あなたはとても綺麗ね・・・それに若い・・・おしゃれだし、私には無いものを全て持っている・・・
あなただったら、男の人なんていくらでも寄り付くでしょう?私の主人なんか、取るに足らないでしょう?
だったら、さっさと返してくれても良いでしょう?」
「そう仰られても・・・本当に、私は無関係なんです!そりゃ、あなたには同情しますけど・・・」
またその女性はさめざめと泣き始めました。
子供達はこれだけ大騒ぎしていたにも関わらず、ぐっすり眠っています。
どこまでいっても平行線だなー。もう、明日にして欲しいー!
内心、そう思っていました。
そんな気持ちが顔に出ていたのか、女性は立ち上がって、ゆっくりと子供達を抱き上げ、
(この時、私は不謹慎ながら、お母さんって強いだけじゃなくて、力持ちにもなるんだなーなどと感心していました)
ベランダの方へフラフラと歩き始めました。
何をするんだろう??とじーっと見ていると、ベランダへ出て子供を一人、下に投げ落としました。
その瞬間がスローモーションのように、私にはゆっくりと長い時間に思えました。
ドサッ!
628 :すげー長いっす:03/01/27 23:29
私は慌ててベランダへ行き、下を覗き込みました。
当たり前ですが、小さな子供が頭から血を流して倒れていました。
「何をしているの!救急車!!救急車!!」
叫びながら私は、側にあった電話の受話器を取りました。
女性を横目で見ながら・・・と、今度は物凄く大きな音がしました。
もう一人の子供を落とそうとしているではありませんか!
受話器を放り投げ、慌てて私はベランダへ走り寄りました。
遅かった・・・子供は一足違いで投げ落とされてしまいました。
女性は笑いながら私の顔を覗き込み、手すりから身を乗り出して、
「これで、あなたの罪は一生消えない」と言い残して、自らも飛び降りました。
私は部屋の中に居るのが怖くなって、人だかりができるであろう、親子が飛び降りた場所へ駆けつけました。
マンションの玄関から、ちょうど8階上が私の部屋のベランダです。
玄関を出て、そこにあるハズの親子の体を探しました。
・・・見つかりませんでした。
そんなハズはありません。確かに目の前で、二人の子供を次々に投げ落とし、自分も飛び降りたのです!
マンションの周りをウロウロと探し回りましたが、見つかりませんでした。
何が何だか訳が分からなくなって、私は部屋に戻りました。
腑に落ちなくて、まんじりともせずに朝を迎えました。
629 :すげー長いっす:03/01/27 23:30
休日だったのですが、いつもならゆっくりお昼頃まで寝ているのですが、
昨夜のこともあり、9時になり管理人室のカーテンが開くのと同時に、管理人を捕まえました。
勿論、私の部屋、803号室の前の住人や、このマンションについて詳しく聞くために。
昨夜のことを管理人に説明しましたが、管理人はシラを切るだけで何も教えてはくれませんでした。
不動産屋、管理会社、どちらにも電話しましたが、何も聞けませんでした。
ただ・・・お隣の奥さんが、引越しのご挨拶に伺ったときに、
「あなた、お一人で住まわれるのですか?」と、薄ら笑いを浮かべていたことを思い出しましたが・・・
