あっちゃんインタビュー | たかみな推しのなんちゃって薬剤師

たかみな推しのなんちゃって薬剤師

AKBを卒業しても、ずっとたかみな推し!仕事が休める限り、みなみちゃんを追いかけます(笑)
Twitter @fumifumi_chan
Instagram fumi23_chan


たかみな推しのなんちゃって薬剤師

感謝でいっぱい


 2012年の音楽シーンをみても、AKB48がリリースしたシングルやアルバムは次々とミリオンヒットを記録し、「国民的アイドルグループ」の勢いはまだまだ衰えをみせていない。そんな彼女たちの“絶対エース”であり続けたのが前田敦子だった。

 AKB48が長年目標としてきた、昨年の東京ドーム公演(2012年8月24~26日)は、前田の卒業公演という意味合いもあって14万人を超えるファンが足を運び、テレビ中継までされるほどの盛り上がりをみせた。

 「この年でキラキラした最高の人生を経験させてもらえました。感謝の気持ちでいっぱいです。子供の頃から女優になって映画に出たいと思っていたから、自分がアイドルになって歌を歌って、ファンに応援してもらえるなんて、夢にも思っていなかった。人生って本当に分かりませんね」



卒業、寂しくはない


 その一挙一動が世間の注目を集め、業界を動かすほどの存在。トップアイドルをめざして努力を重ねる女の子なら誰もが憧れるポジションを、いとも簡単に明け渡し、軽やかに次のステップへと進んでいく。2005年から7年余り、青春のすべてをささげてきたAKB48に未練はないのだろうか?

そんな疑問をぶつけると、意外なほどクールな答えが返ってきた。「周囲から『すごいね』と言ってもらえるのが楽しかったぐらい。私がAKB48を背負っているなんてつもりはなかったですね」とさらりと言ってのけた。卒業しても、歌手という立場ではAKB48をプロデュースしてきた秋元康(54)の世話になるそうで、AKB48との共演だってこれからもたくさんあるだろう。寂しい気持ちはないというのだ。


積極的に「普通の経験」


 現在も売れっ子であることには変わりはないが、以前のように四六時中仕事に追いかけられることはなく、自分だけの時間が増えた。脱退後、「今までできなかったことを意識的にやるようにしたんですよ」。それは、本当にささやかなことだった。家でゴロゴロしたり、早朝に「食べず嫌い」だったラーメンを食べに店をぶらり訪れたり。これまで仕事絡みでしか行ったことがなかった米ニューヨークへ1週間ほど旅行して、映画館で大好きな映画も鑑賞した。


ごく普通の若者が普通にしていることが経験できなかっただけに、現在は人間の世界に戻った浦島太郎のような心境といってよさそうだ。「お酒を飲んだ後の『締めのラーメンがおいしい』とか『夜中にラーメン食べたくなる』という人がいますが、その気持ちが私はまったく分からなかったんです。さすがに自宅でビールを飲む『家飲み』まではしませんけどね」

 アイドル活動という“寄り道”をしたが、幼少時からの夢は俳優になり、映画に出演すること。AKB48時代にヒロインとして撮影に臨んだ映画「苦役列車」(2012年、山下敦弘監督)では、映画の世界を語ってくれる魅力的な人が大勢いた。出会ったこともないような広い世界に触れ、新鮮な気持ちになれた。「楽しかったけれど、今までの人間関係は本当に狭かったと思います。女の子が何十人もいたら誰もその輪に入って来られないと思いますよ」

 AKB48を卒業する理由は諸々あったが、「苦役列車」の出演も前田の背中を押したのだ。



「リング」中田秀夫監督


 今後の活躍の試金石となるのが、5月に公開予定のホラー映画「クロユリ団地」だ。監督は「リング」で有名なホラー映画の大家、中田秀夫(51)。ヒロインを演じた前田は「ホラー映画とはいっても、この作品は人間がいかに誘惑に弱いか、どれほど簡単に誘惑に負けてしまうのか分かりやすく描かれているんです」と話した。中田監督は前田に「悲しさや切なさ、心の底にある深い部分を出してほしい」と強く要望したそうで、「その時しか見せられない自分を出せたと思います」と満足そうだ。

 そもそも、仕事へのスタンスは「今も昔も変わりませんよ」。「そのままの自分をさらけ出すだけ。何も作っていないんです。はい。30歳には自分のスタイルを確立して、かっこいい女優になっていたいなあ」



まえだ・あつこ 

1991年7月10日、千葉県生まれ。AKB48の中心メンバーとしてカリスマ的人気を誇り、多くのヒット曲を世に送った。2012年夏に卒業。主な映画出演作は「苦役列車」「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」「あしたの私のつくり方」「伝染歌」「那須少年記」など。


 【ガイド】

 明日香(前田敦子)は、住人たちの謎の死が続く老朽化した集合住宅「クロユリ団地」に引っ越してきた。その夜から隣の部屋から聞こえる不気味な音や、連日鳴り続ける目覚まし時計が気になり、隣室に潜入してみると、孤独死した老人を発見する。その後、明日香の周囲で不思議な出来事が起き始める。隣室の遺品整理に来た清掃員の笹原(成宮寛貴)の助けを借り、謎解きを始めたのだが…。


参照

http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/130109/ent13010918360018-n1.htm