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東京都港区白金台地域のみなさんにお届けする「塀の中はこんなとこ ある刑務所での生活ドキュメント」
これは、とある地方の刑務所で服役生活を経験した方々への取材を基に構成・作成したものである。
刑務所という所は些細な事で揉め事が起きる所である。
背が高い受刑者に、
「背が高いね。」
と普通に言っただけで、
「バカにしてんのか!」
と言って喧嘩になる。
新入りの受刑者の中には、
「俺の後ろに立つな!」
などとゴルゴのような事を言い出す者もいる。
新入りということで、ナメられないようにしているのだろう。
元ヤクザだと吹く者もいる。
そんな事は直ぐにバレるので、そう言う受刑者はいじめらる。
また、「空気を入れる」、「ポンプ」と言われる行為がある。
「〇〇さんがあなたの事を△△だと言ってましたよ。」
と実際には○○さんが言ってもいない事を言う事で、その二人を揉めさせるのである。
気に入らない受刑者が二人いたら、その二人を揉めさせれば、連行され、調査の結果他の工場に移されるので、気に入らないと思っていた受刑者からすれば、願ったり叶ったりなのである。
喧嘩や口論の場合は、連行された後処遇棟に入れられ、調査の結果相手を殴ったなどの場合は、懲罰になりその後別々の工場に異動になる。
空気を入れた受刑者も連行される場合があるが、そうして調査となっても、
「自分はそんな事言っていない。」
と通せば、空気を入れたと言う証拠がなければ、そのまま戻れる。
服についていたゴミを取ってあげただけでも、「触った」と言う事で喧嘩や口論になる。
良かれと思ってした事でも、相手の受け止め方が違うのである。
その為刑務所では、他の受刑者の体に触れる事を禁止しているのである。
雑居で、受刑者同士話しをしていても、それに対して
「うるさい!」
と言って喧嘩や口論に発展する。
特に大きな声で話していなくても、たまたまその受刑者の機嫌が悪かったのだろうか。
ただ雑居の場合、それが刑務官に見つかると、警備隊に連絡され連行されるが、その後当事者だけでなく、同じ居室の受刑者全員も連行され一人ひとり喧嘩や口論に至った経緯を聞かれる。
そうして、当事者の言っている事と矛盾がないか確認するのである。
この場合、「見ていた、知っていた」となると、面倒なので、テレビを観ていた、本を読んでいたなど何らかの理由をつけて、気が付いたら揉めていたと話すのである。
雑居や工場、グラウンドなどどこで喧嘩や口論が起きたとしても、基本的に他の受刑者は止めに入ってはならない。
止めに入る事で巻き込まれる場合があるし、止めただけでも一応連行されるからである。
刑務官による注意だけで終わる場合もあれば、警備隊による連行からの懲罰になる場合がある。
連行されると処遇棟に入れられるが、テレビはなく、その間にソフトボール大会や運動会などのイベントがあっても一切参加出来ない。
独居でひたすら内職のような作業をさせられるのである。
これは、喧嘩や口論に限らず、規律違反を犯し処遇棟行きになれば、皆同じである。
盛り付けたおかずが少ないとか、狭い脱衣場などでちょっと体が触れただけでも揉め事は起きるのである。
刑務所という所は、外の世界では考えられないようなほんの些細な事で喧嘩や口論に発展する所なのである。
東京都港区白金台地域のみなさんにお届けした「塀の中はこんなとこ ある刑務所での生活ドキュメント」。
次回もお楽しみに。
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