悪役が魅力的な作品は?

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悪役がいいと、作品が引き締まります。メリハリもつくし。

作り物の作品では、一見普通に見える人に潜む悪、なんかも、上手い人や上手い演出だとおもしろい。

 

だけれど、実生活では分かりやすい、見るからのわるもんもですが、普通の人に見える者の悪、これが怖くてしょうがない。

 

「御社の営業部にスッピン社員がいる」取引先のクレームから始まったスッピン探しの顚末とは?(ノーメイク鑑定士)、働き方改革によって残業は悪になった。でも、本当に定時に帰ることだけが正義なの?(我らがDNA)働く人々の悲喜こもごもを鮮やかに切り取る全四篇。しんどい毎日を吹っ飛ばす、労働讃歌(!?)短篇集。

あらすじに書いているもの以外に

「フットブレイク」社屋建て替えのため臨時ユニットハウスでの1か月勤務、ユニットハウスは土足禁止なのを忘れサンダルで来てしまった主人公がそのまま裸足を貫きとおすための顛末、

「未経験の男」チェーン店の店長経験1年間を終える太らない体質の細身の主人公、後任に来た引き継ぎのため1か月前に来た新店長がマッチョで鍛えることを布教してくるが、全く受け入れない主人公が未経験の筋トレを始めようとした理由とは

というお話。

どれも短いのであっという間に読める。文庫でも良かった

 

一国の大統領が突然、近隣国によって連れ去られ、裁かれる。
国家間ではミサイルが飛び交い、他国への攻撃を想定した大規模演習が行われる……。
かつてなら、まさかまさか、と笑い飛ばされていたような出来事が次々に現実になる世の中で、もはや陰謀論は「陰謀論」では済まされなくなっているのかもしれません。
何が本当で、何が嘘なのか。

ハードボイルド・ルール:出所したら、やたらとコンプライアンス重視になっていることに驚くヤクザの話
パスワードを入れてください:8桁以上の英数字、大文字混ぜて、記号も混ぜて…パスワードを要求され続ける
サクマ型ロボット2号:校内いじめ、不登校対策で導入されたロボット
ああ美しき忖度の村:「忖度」を合言葉として村おこしに励む村議会の面々
陰謀論百物語:蝋燭を前にずらりと座った高名な”陰謀論者”たちが百物語を繰り広げる
モンクコング対ゴネラ2021:マスク拒否男改め「ゴネラ」とマスク警察改め「モンクコング」
戦争過敏シンドローム:戦争に関連するワードを耳にすると、急に周囲の世界が戦時中にトリップしてしまう男性

星新一のボッコちゃんのようなユーモア系、現代版と言った感じでした。パスワードを入れてください、は最近のパスワード事情を思い返し、分かるわーと思った。3回失敗したらロックされる、新しいパスワード設定にしたら前のと同じのはダメです…どんどん増える。忖度村の話は私が良くでるしょうもない会議の事を想起させて面白かったし、サクマ型ロボットはなんとも言えずブラックでした。

 

累計320万部のベストセラー『大河の一滴』から30年。93歳。五木寛之の人間論、最後の集大成。
常に、再生の希望はある。少年時代の引揚体験、自死への欲求、思いがけない病の宣告…。あえて、大河の流れに逆らうことを決意した、告白的人間論。

93歳の御大からすれば私はまだまだ若手。ということを痛感させられる本でした。