17時15分に東京駅着で、18時開演のこちら。

毎度のことながら遅延あったらアウト、順調に行ってもドキドキする、滑り込み入場です。

ネタバレ回避困難のため、画像などであけます。

ストーリー
リヴァプールに暮らす子だくさんのジョンストン家に、双子が誕生する。
生活の困窮から、母はやむなく、片方の子を我が子に恵まれなかった裕福なミセス・ライオンズに託す。
こうして、一人はエドワード(エディ)として豊かな家庭に、もう一人はマイケル(ミッキー)として貧しい家庭に、離れ離れで育つこととなった。

やがて運命に導かれるように再会した二人は、同じ日に生まれたことを知り、固い友情を結び〈ブラッド・ブラザーズ(親友)〉を誓う。
しかし年月を重ねるにつれ、彼らの人生は環境の違いによって大きく隔てられていく。

18歳となったミッキーは、不況により職を失い、幼なじみのリンダとの結婚生活にも翳りが差す。

一方、エディは大学生活を満喫し、将来を約束された存在となる。

血を分けた実の兄弟、ミッキーとエディ。
社会の格差と避けられぬ運命が、二人の行く末を容赦なく裁いていく。

 

 

ミッキー 小林亮太(Wキャスト)×エディ 山田健登(Wキャスト)

リンダ 小向なる
サミー 秋沢健太朗

ナレーター 東山義久
ミスター・ライオンズ ⼾井勝海
ミセス・ライオンズ 瀬奈じゅん
ミセス・ジョンストン 安蘭けい

菊地まさはる ⽩⿃光夏 菅井理久 ⽥代 明* 千葉由⾹莉 花咲まこと* 平⼭トオル  *(スウィング)

 

マリウスで初見だった山田健登さんが出る回が見たかった。ペアが、キングアーサーでこの人誰?と惹かれた小林亮太さん(フランケンシュタインは初演が偉大過ぎて、でしたけど)、大阪で無理なら東京だな、とチケットを入手しました。

 

作品自体は初見です。田代万里生さんが何かコンサートとかで、これは半ズボンの少年の役の作品というのを言ってたのはこのことか!

 

小林亮太さん、山田健登さんの半ズボン、子供全開でかわいかったです。小林さんの末っ子っぽい、悪ガキっぷりと、山田さんの頬紅ぬった坊ちゃんから繰り出される言葉の数々、これ、笑っていいところだな、と、お隣が大変な山田さんファンとみえて、楽しみました。

中学生になってからは一気に小林さんはかわいい少年、山田さんはイケメンになって、目にも楽しく、映画のくだりなんか、結構、10代の少年らしくて、馬鹿だねえ…なんて思いながら、お二人のご尊顔を眺めていました。成長につれ、少しずつ、ずれていく、お互いの人生。歌も、お芝居も、非常に良かったと思いました。

 

それよりなにより、私は安蘭さんが素晴らしかったです。下町の肝っ玉母ちゃんっぷりが素敵すぎました。エディに向ける眼差しの奥底が優しすぎて、エディが年上好きだったら好きになっちゃうかもしれない、くらい素敵。でもミッキーに対する愛もあふれているいい母ちゃんなのでミッキーが発する「なんで俺を手放してくれなかったんだ」がつらすぎる。心神喪失による一時的な口走りだった、と思いたい、というか、そう思わないと残された母が辛すぎる。

 

古い時代設定の物語なのでしょうがないが、里子です、と、正々堂々、夫婦で同意の上、迎えたらまた違った、かもしれないけれども。双子を秘密裏に片方ずつにしてしまえば、いろいろ悲劇は起きそうだから、あながち「出会ったら死ぬ」は迷信ではない、と思ってみました。

 

前のキャスト調べたら、すごくさかのぼると古くは、という作品で、歴史深い、ということを知りました。

 

2026年(日澤雄介演出): 小林亮太・渡邉蒼 / 山田健登・島太星
2022年(吉田鋼太郎演出): 柿澤勇人 / ウエンツ瑛士
2015年(松竹版): 桐山照史 / 神山智洋
2009〜2010年(シアタークリエ): 武田真治・藤岡正明 / 岡田浩暉・田代万里生
2003年: 坂本昌行 / 赤坂晃
1991〜1995年(初演シリーズ): 柴田恭兵 / 三田村邦彦・川崎麻世

 

初演はサミーが吉田鋼太郎さんだとか。

 

これだけ再演を重ねていると、そりゃあ前の人ができなくなるのは当たり前なので、世代交代というのは避けられないなと納得。

私としてはこの2人、良かった、と思いました。周囲もしっかり、歌もお芝居も素敵な人ばかりでしたので、満足です。