また行きたいと思う海は?
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今日も映画を見に行ってきました。
全世界に14億人以上の信徒を有するキリスト教最大の教派・カトリック教会。その最高指導者にしてバチカン市国の元首であるローマ教皇が、死去した。悲しみに暮れる暇もなく、ローレンス枢機卿は新教皇を決める教皇選挙<コンクラーベ>を執り仕切ることに。世界各国から100人を超える強力な候補者たちが集まり、システィーナ礼拝堂の扉の向こうで極秘の投票が始まった。票が割れるなか、舞台裏で蠢く陰謀、差別、スキャンダルの数々にローレンスの苦悩は深まっていく。
つい最近コンクラーベもあったばかり。皆同じ服装で、おじさんかおじいさんばかり、と聞いてはいたけれど、本当にその通りでした。でも、見ているうちに見分けもつくし、2時間、飽きずに見ることができました。
神を信じる人の集まりのはずなのに、選挙となると足の引っ張り合い、政治の世界のような生臭い、争いがそこにはありました。多様性こそ、いや、原理主義的に、アフリカから、とかいろいろ…
昨日見た、国宝。あれも原作に比べると女性が結構添え物扱いで、歌舞伎も男の世界で、こっちも男の世界か。シスターたちがてきぱき働いているのにおじさん候補者たちはいつもがやがやしてる。カブールから来た新顔の枢機卿が食事の祈りの際に、「シスター」の働きのことにも言及したときに、シスターのトップの人がふっと表情を緩めた。
元教皇がチェスの8手先まで読んだ、様々な作戦が張り巡らされていて、新教皇が決まった際には、ここまで前の教皇が読んでいたのか、と思ったのだけれど、新司教とローレンス枢機卿のやり取りをみて、これは現代らしくて良い終わり方だな、と思いました。
これも映画館で集中して観られて良かった映画でした。