暑いのと寒いの、どっちが好き?
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圧倒的に静電気が嫌いなので寒いのが嫌ですが、最近の暑さを思うと、生き死にの問題で行くと寒い方がましか…
と思う。すでに5月なのに暑く、昼休憩も働く休み0の週間なのでつらいです。
休憩が少ないながらも、こういうときこそ、タクシー移動とか、隙間を見つけて本を読む傾向。
ちょっとした着眼点の違いで、小説はもっと面白くなる!本書は、『蹴りたい背中』『ゴールデンスランバー』など、現代の純文学やミステリー、古典などを題材に、作品をより深く楽しく味わうコツを、人気小説家がわかりやすく解説。小説を読んだ後、SNSで、作品の感想を書いたり、意見交換ができるようになる1冊です。
この本は小説の読み方を小説の書き手が書く、というもので
展開が速い小説は「誰に会った、どこそこにいった」行動を意味するプロット前進型述語の文章が多く、話の展開が遅い小説は述語が助詞を挟んで主語を後ろ向きに作用させる主語充填型述語が多い。読みやすい本はこれら二つのバランスが良いもの、と。前者が多いと私がケータイ小説と揶揄する傾向が強く、後者に偏ると途中で読むのをやめる。
主語にどんな述語がつながるかを予想しながら読み、「適度に」裏切られる、これもそう。あまりに先が読めすぎると、最後にたどり着くべき「究極の述語」もどうせこんなもんだろう、と冷めた気持ちになる。逆に小さな矢印があまりに突飛すぎると「そんな馬鹿な」としらける。
そう、それだ!最初の数ページで、これ、最後まで読むべきか、分かるっちゃわかるのはそういうことか。
ということで積読しているこの2冊を読み始めた。
この2作者とも、これがそれぞれ読むの2冊なのですが、野崎さんのほうは「小説」があまりに斬新で、どうなる?と思いながら読んだ、逢坂さんのほうは超有名な「同志少女よ、敵を撃て」、横文字ロシア、ドイツ人名に悪戦苦闘して読んだ。
今回それぞれ、最初のつかみの章で「おもしろそうな予感」なのでいけそうです。