エイプリルフールで笑った嘘は?
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新年度の日、桜も咲き始めたのに、相変わらず寒いし、どうなっているのか、気候…
今日も犬を抱き、暖をとり、心を満たして一日を過ごしました。
今日の読書
【冷え性×脂肪吸引】
コンプレックスを抱えるすべての人に捧ぐ、痛快身体小説!
どうして私は、金太郎のようにガッチリ、ムッチリなのに、こんなにも寒がりなんだろう。
佐藤は極度の冷え性だが、その見た目のため、同僚にバレないように暖をとって生活している。
しかし新入社員の教育担当になった途端、身体が火照り始めーー?
第44回野間文芸新人賞候補となった表題作と、
第38回大阪文芸賞を受賞した、脂肪吸引がテーマの「その周囲、五十八センチ」を豪華同時収録。
コンプレックスを抱えるすべての人に捧ぐ、痛快身体小説!
どうして私は、金太郎のようにガッチリ、ムッチリなのに、こんなにも寒がりなんだろう。
佐藤は極度の冷え性だが、その見た目のため、同僚にバレないように暖をとって生活している。
しかし新入社員の教育担当になった途端、身体が火照り始めーー?
第44回野間文芸新人賞候補となった表題作と、
第38回大阪文芸賞を受賞した、脂肪吸引がテーマの「その周囲、五十八センチ」を豪華同時収録。
この作家さん、2冊目ですが妙にはまる。言い回しが面白くて、小説なのにエッセイっぽく。でも話の展開は現実離れしている、という不思議な作風です。
表題作はあらすじの新人写真の教育担当で体が火照るって、下ネタ?と思ったら、全然違って。男性社会の会社に勤める女性主人公が、冷え性であらゆる温活をしているのに冷え性で、男性優位な会社で女性性としてみられることに不寛容だったのに、しぶしぶ新人男性社員の教育を引き受ける。と上司に言った日に、普通に冷え性が治り、嫌なことを引き受けると温まるということに気づいて、柔らかな笑顔をたたえ、仕事をこなす、体あたたまる、冷え性改善、代謝上がってダイエットせずとも見た目が良くなる…。しかし、なんでも受け入れて冷え性治っても、嫌なこと引き受けるっていう心の負担のバランスがある。なかなか興味深い展開でした。「未来のおっさんの教育は現在のおっさんが教育すべし」と教育係を引き受けることをやめる思考のセリフが面白かった。女性の方がきめ細やかで優しいから…とか言って押し付けるな!と本当思う。人による。