お風呂でスマホやテレビ見る?

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テレビは観てます。NHKニュースの時間に合わせて入ることにしてます。風呂に浸かるという時間でさえせっかちなので、短時間で少しでも温めようと、冬場はこんなものを入れています。
効いてるような効いていないような。
 

とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。体組成計を買うため―ではなく、寿命を効率よく消費するために。この本は、そんなヒトのオス個体に宿る○○目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。

朝井リョウさんは、前作、正欲に続き、マイノリティに属する人を描いている。今回は、語り手が出だしから「ヒト」「オス個体」とか「ヒトは二回目ですが、オス個体は初めてです。」変わった一人称だなあと思ったら、すぐに語り手が●●●と明かされて文体が面白い。

最近の小説のテーマは多様性に関するものが多く、こっちとしても何らかの結論を持たないといけない、とか、作中で主人公が何か変わっていこうとしたり、悲惨な方向にいったり、なんですが、この作品は、別に何の結論も出ていない。

発展、成長、拡大しなければ「生産性がない」「存在することに意味がない」で生きていかなくても、「何か意味がある生き方」追求しなくてもいいかあ…と正欲より読後感よかったです。

 

月島美佐はネイルサロン『月と星』を営むネイリストだ。爪を美しく輝かせることで、日々の暮らしに潤いと希望を宿らせる――ネイルの魔法を信じてコツコツ働く毎日である。そんな月島のもとには今日も様々なお客様がやって来る。
 巻き爪に苦しむも、ネイルへの偏見からサロンの敷居を跨ごうとしない居酒屋の大将。子育てに忙しく、自分をメンテナンスする暇もなくストレスを抱えるママ。ネイルが大好きなのに、パブリック・イメージからネイル愛を大っぴらにはできない国民的大河男優……。
 酒に飲まれがちながらも熱意に満ちた新米ネイリスト・大沢星絵を得て、今日も『月と星』はお客様の爪に魔法をかけていく。

三浦しをんさん。昨日発売になったので早速入手。お仕事小説で、無駄なお色気もなく、日々日常の何気ない風景をえがく。非常にこれもさわやか。いま半分くらい読んだところで、作中に出てくる居酒屋さんの食べ物があまりにおいしそうなので空腹になったから夕食たべて、これまたすごい展開とかにはならないはずなので、またのんびり読もうかな?という感じです。