ネット社会で便利・不便になったと思うことは?
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Windows95が出た時、大学生だったが、親に頼み、ネットにもダイヤル回線使って使用していたので、まあまあな黎明期からネット社会に参加していたと思う。
当時はネットの情報を得るとか、そこに情報を書き込むというのも、限れた範囲内の人だったと思うので、危ない情報もあったけど、なかなかコアな情報があったり、面白かった。
今、ほとんどの人が書き込めるし、読めるので、大量に情報が溢れすぎで、もはや。
調べると、教科書に載ってるレベルや、大抵のことは調べられるので、もう覚える必要がない、から記憶力が低下していき、何度も同じルート検索したり、調べたあとですぐ忘れたりが、悪いところ。
いいところは現実社会では、家に帰ればおしゃべり相手がいない私にとって、2000年以降はこうして長文ブログをどこかに書くことで、アウトプットしてる、できてる、こうして生きているということだろう。
15歳のとき、俺はアキに出会った。191センチの巨体で、フィンランドの異形の俳優にそっくりなアキと俺は、急速に親しくなった。やがてアキは演劇を志し、大学を卒業した俺はテレビ業界に就職。親を亡くしても、仕事は過酷でも、若い俺たちは希望に満ち溢れていた。それなのに――。この夜は、本当に明けるのだろうか。苛烈すぎる時代に放り出された傷だらけの男二人、その友情と救済の物語。(対談・小泉今日子)
これ、テレビ業界とか演劇業界のブラックさ加減にぞーっとするんだけど、ヤングケアラーや奨学金制度、貧困に基づく社会的問題が盛り込まれており、作家さんの筆力で、先々読み進めてしまう。
世代的には主人公の俺とアキが同じ世代を生きているのですが、若い世代の森さんという若いADの存在感。最近の若い子の勝ち負けで動かないという緩さにえっ?と思うこともある、「勝ち負け」で生きてきた私世代よりも、よりしなやかに、単純な勝ち負けで生きていない感がとても納得できた。
苦しい時は助けてと言おう、これが、夜明けを迎えるための秘訣、どんな夜もあけない夜はない。