豆腐の美味しい食べ方教えて!

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最近、お揚げにハマっているところ。お豆腐もおいしいけども。
 
ようやく涼しくなってきて、久しぶりに長袖を着たりする生活。よく考えたら10月なので当たり前と言えばそうなんですけれど。
 

一人暮らしのベランダに突然、真っ白な鳩がきた。怪我をしているらしく、飛び立つ気配もない。小森椿は仕方なく面倒をみることにする。
白鳩に愛着がわいてきた数日後――。帰宅途中、謎の男に奇妙な宣告を受けた。「お前は俺の次の『鳩護』になるんだ」鳩を護ることを宿命づけられた者。それが鳩護だという。
なにその宿命?どうして私が?混乱する椿をよそに、白鳩は椿の日常を否応なく浸食していく!

河崎さんにしては、非常にカジュアルな都市部女性で、目線が高瀬隼子さんの本ぽい、うがった見方の主人公だと思いながら読みました。鳩の描写や、鳩が見せる先代の夢の描写とかは、さすが、血なまぐささがにおいたつ、と思いました。

が、初期作品なのねーという感じで、面白いかといったら、紙の本なら即、古本送りです。

 

舞台は、国境の町・根室
男の屍を越えて生きてゆく女たち。
北海道最東端・根室は、国境の町である。戦前からこの町を動かしてきた河之辺水産社長には、三人の娘がいた。長女智鶴は政界入りを目指す運輸会社の御曹司に嫁ぎ、次女珠生はヤクザの姐となり、三女早苗は金貸しの次男を養子にして実家を継ぐことになっている。昭和四十一年の国政選挙で、智鶴の夫・大旗善司は道東の票をまとめ当選を果たした。選挙戦を支えたのは、次女・珠生の夫で相羽組組長の相羽重之が国境の海でかき集めた汚れ金だった。珠生は、大旗当選の裏で流された血のために、海峡の鬼となることを誓う。

桜木さんの描く、女の情念(昭和)。嫌いじゃない、むしろ、昔、見ちゃいけません、と良く目をふさがれていた火曜サスペンスとか土曜ワイド劇場などを見ていたノスタルジーな気持ちになって読んでいます。

北海道の道東、どことなく、物悲しい、寂しい荒涼たる風景と昭和は非常に相性がいい。