これ一つのためだけに東京に行くのも、と思いながら、東京に行って帰ってきました。

土曜日の夜について、観劇がないので、久しぶりにきちんと、外食して…と言っても暑くて猛烈に食欲がないので蕎麦とビールをのんびり食べて、夜の帝国劇場を撮ってみました。どうせ明日はたくさん人がいるだろうから、と思ったら、割と写真撮ってる人が多かったです。

当日は結構大変な人だかりでした。

感想は大したことは書かないですが、キャストのずっと下側に書きます。私見です。

サティーン:望海風斗、平原綾香
クリスチャン:井上芳雄、甲斐翔真
ハロルド・ジドラー:橋本さとし、松村雄基
トゥールーズ=ロートレック:上野哲也、上川一哉
デューク(モンロス公爵):伊礼彼方、K
サンティアゴ:中井智彦、中河内雅貴
ニニ:加賀楓、藤森蓮華

ラ・ショコラ:菅谷真理恵、鈴木瑛美子
アラビア:磯部杏莉、MARIA-E
ベイビードール:大音智海、シュート・チェン

ICHI(E)、乾直樹(E)、加島茜(E)、加藤さや香(E)、加藤翔多郎(E)、酒井航(E)、杉原由梨乃(E)、仙名立宗(E)、高橋伊久磨(E)、田川景一(E)、田口恵那(E)、富田亜希(E)、平井琴望(E)、三岳慎之助(E)、宮河愛一郎(ダンスキャプテン / E)

 

座席からのは、ほぼ後ろ姿なので、処理は許してもらいましょう。

2階E列。

行ってみてよかったです。

去年6月24日のプレビュー初日望海×井上と、それから1か月ほどたった7/30平原×甲斐。

他のキャストは両方見られてて。2回とも伊礼公爵と上川ロートレックだったので、今回お初のK公爵と上野ロートレックでした。(ニニは加賀さんは結局当たらなかった)

K公爵はすっとしててあっさり目で、普通にさらっと存在していた、という感じで、伊礼公爵の色気、毒気、いろいろムンムンしてる公爵見たあとだとふんふん、って感じ。

意外にも上野さん。この方には申し訳ないけれど、いままで、がっかりクリスに、がっかりジョン、と私にとってはずっと「じゃないほう」キャストだったので、意識的に上川さんのほうを去年は選んだわけですが、ロートレックには似合っていたように思う。サティーンにひそかな思いを寄せていて、コンプレックス抱え自分は思いは告げられないものの、クリスチャンの背中を押す、仕事に異常な誇りを持っている、女にモテなさそうイケてない感が、あって、なんか良かった。上川さんだと、まだ枯れてない感じがあって。さらには中井サンティアゴがラテン系で色気ムンムンな分凸凹感があって、バランスが良かったように思う。歌は低音と高音がぱっきり分かれててうーん、とは思うけど、こっちでも今回はがっかりキャストじゃないと思いました。

 

今回、こだわりを持って選んだ、井上クリスチャンと平原サティーン。

去年のプレビューで望海さんが、若くて姉さん感がなく芳雄さんが若作りしているという感じでバランスがなんか私の中で納得しなくて、7月は平原さんは姉さん感たっぷりだけど、甲斐君の歌力とのバランスがなんか納得しないので、今回こうしてみた。今年は望海さんは、姉さん感が増しているらしいと何かで読んだので、望海さんと井上さんは観たら今年は納得するのかも。

 

井上クリスチャンが、去年よりもさらに若返って、青臭い、恋に溺れる青年になっていて、2階の遠目からみると、体つきは青年体形だし、声も若いし、演技も若いし、素晴らしかった。1幕が本当に恋するおぼこい青年で、2幕のこそこそデートしているとこも付き合い初めの童貞青年が初めて彼女ができました、というのめりこみ方で、だからこそ、裏切られた!というときのダークな感じが、落差あって非常に良かったです。歌も上手だし。

平原さんとだと手加減なしの歌力だと思うので耳福でした。

平原サティーン。この人は普通に「ママ」な感じで、コメディっぽい、かわいい言い回しとかも上手だし、歌は言うことなしで。死にゆく場面でも咳き込んで弱弱しくても歌える、聞かせるってすごいなあと。体がいうこと聞かなくなっても舞台に立つ、と皆に言うところはちょっと、頼りがいありすぎて、そこは泣いた。

 

2階席でも率先してヒューヒュー言っている人がわりと近めにいて、盛り上がり感じることができて良かったです。

 

非常に見ごたえがあって、これだけのために土曜17時15分に東京駅ついて日曜17時30分に東京発の新幹線乗る、東京旅行も、意味はあったと思う。2年連続、夏を楽しめて良かったです。

時間がゆったりめで、オリンピックみて、朝は寝坊できたし、買い物もできたし、のんびり土産見る時間もあって、あまり詰め込みすぎないのもいいのかもしれない、いい週末でした。