お気に入りのスナック菓子教えて!

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

日曜日が仕事だったもので1週間が長い。明日まで働いたら6月9日以来の休みが来ます。
そんな疲れたときの食べたいスナックはアルフォート。袋入りのお徳用パックみたいなのの青じゃなく水色、リッチミルク味が好きです。
 

実家に暮らす29歳の喜佐周(きさ・めぐる)。古びた実家を取り壊して、両親は住みやすいマンションへ転居、姉は結婚し、周は独立することに。引っ越し3日前、いつも通りいない父を除いた家族全員で片づけをしていたところ、不審な箱が見つかる。中にはニュースで流れた【青森の神社から盗まれたご神体】にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」理由は不明だが、父が神社から持ってきてしまったらしい。返却して許しを請うため、ご神体を車に乗せて青森へ出発する一同。しかし道中、周はいくつかの違和感に気づく。なぜ父はご神体など持ち帰ったのか。そもそも父は本当に犯人なのか――?

俺ではない炎上、とか、六人の嘘つきな大学生を読んだあとなので、ミステリーではあるけれど、エンタメ性もあり、なんか面白い本でした。家族とは?夫婦とは?現代は昔のような価値観のままではなく、でもそのままの幻想を抱いている層も、そうでないといけないととらわれている層もいる、いろいろ過渡期なんだなあ。
あらすじにある盗難事件?!からの、展開もお見事で、話の筋がしっかりしてて感心しました。
 

幸田文の『流れる』に憧れる家政婦の姉と、指がないが活動的でラブホテル受付をする妹。
つぶれたスナックの女性店員たちが開いた競馬場での同窓会。
職人気質のクリーニング店主と常識外れの若い女性客。
駐車場の猫に餌をあげている布団屋の妻と、“役者のような美男子”の夫……。

おもわずほほえんでしまうユーモア。人間観察からあふれでる、生きることへの“姿勢の良さ”がにじみ出る。

特別な人が出てくるわけでもなく、いろんな日常が不思議な切り口で描かれている短編集で、中にはここで終わり?こういうオチ?なんてのもありましたが、読後感よし。嫌な気持ちにならないお話ばかりでした。この前の直木賞ノミネートを読んだ時も思ったのですが、シスターフッド系のお話が好きなのかな、この作家さん。