毎日のスキンケアアイテムを教えて!
▼本日限定!ブログスタンプ
その周りで起こる悲喜劇をコミカルに描く
「女性の老後」をテーマにした長編小説。
名手宅の祐筆(文書や記録を取り扱う職)を得て静かな余生を
過ごしたいお麓(ろく)は、おはぎ長屋という長屋に住んでいた。
これで老後の安泰は約束されたと思い込んでいたが、
その平穏な暮らしはわずか一年で終わりを迎えた。
お菅(すげ)が越してくると、さらに半年後には
お修(しゅう)がやってきたのだ。
西條奈加さんという作家さんの時代小説は、読みやすくて好きです。
お麓は、静かに暮らすという老後を望んでいたけれど、お料理得意なお菅と着道楽なお修がやってきて、あーうるさい、静かにして、という3人での暮らしが始まる。麓は孤独でも静かに暮らしたいと、言っているが、猜疑心がつよく人と仲良くなったり、弱みを見せると怖い気がしてプライドが高い人。そこを2人の幼馴染に、いたいところ、つかれて「年とったら、不自由になるんだから、ちっとは、人を信じたり頼ったりしなさい」と、人とのかかわりを深めていく。
私は完全に麓タイプで、一人耐性も強い、人生の半分以上を一人暮らしで暮らしてきた、今更人と暮らすなど耐えられない、と思っている。とはいえ親も兄弟の家族も近場にいるので、完全に一人ってわけでもない。でも、人に頼ったりするのすごく苦手なので、麓さんの思考回路に完全に寄り添った気持ちで読んでいます。老後って言っても江戸時代だから、今の年齢感覚で言えば、私の10-15年後くらいかな。
昨日の「地震が来ます」とスマホがしゃべり始めた時は「貴重品はそばにあるし、とりあえず、断水とか停電になったら厄介だからトイレ行っとくか」と室内用の靴を履いてトイレに行って、両親の無事を確認した。熊本の地震や、阪神淡路よりはこの辺りは揺れもさほど、震度も3、スマホの声が一番怖かったです。心臓に悪い。
懐中電灯の電池を2か所確認し、非常食料も確認しておいた。まあ地震って本当に急にやってくる。ちょっと出かけるときも、また携行品が心配で増えそうです。