春を感じる瞬間は?

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真ん中に休みがあるって、良い!
天気が雨で、出かける気分になれないところも、「休め」ということでしょう。遠出はせず、ということで、今日は12時から16時までの勉強ものをリアルタイムで聞こうと、朝のうちに買い物に行ってきた。
 
春を感じるのは、花粉、そして、桜。
 

釧路に生まれた秀男は、色白小柄で人形のように愛らしく、幼少期から「女になりかけ」とからかわれた。父に殴られ兄に蔑まれ教師に抑圧されても男らしくなどできず、優しい母と姉、初恋相手の同級生男子が支えだった。やがて家を飛び出し、札幌、東京、大阪の夜の街、そして芸能界へ道を切り拓いていく。自分らしく生きるため逆境で闘い続けた先駆者が放つ、人生の煌めき。心奮う傑作長編。

こちらカルーセル麻紀さんの自伝をモチーフにした小説。北海道で、夜の街で、桜木さんって、ぴったりすぎるのもあるんで、めくる手がとまらない。この昭和20年代にこの生き方を選び取ってきた秀男の思考回路は、自分を丸ごと愛していて、偽物の女になるんじゃなく、本物の私になる、と、バケモノと言われようが、さげすまれようが、自分の道を行く!体が男に生まれたのは神様が仕上げを間違えただけ、神様だって間違えるんだから人間の間違いなんか、しょうがない。

私はわたし。LGBTQの話だけじゃなく、自分を愛する、自分の持っているものを生かす、神様だって間違えるんだから人の章もない間違いに振り回されない、ってのは、生き行く力になるなあと前向きな心もちになりました。