料理にオリーブオイルよく使う?

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オリーブオイル、サラダ油、ごま油、の順に使うと思う。
 
「あんた、葬式来る?」博打うちだった父の訃報を聞いても、キャバレーの下働きで糊口をしのぎ、廃屋のような寮に帰って寝るだけの章介の生活は何も変わらなかった。しかしこの年末は、キャバレーに出演する3人の芸人が、1か月共に寮で暮らすという。手品ができないマジシャンに女言葉の男性歌手、年齢不詳の踊り子。苦労の多い人生を送りながらも毎夜フロアを沸かせる3人に囲まれ、やがて章介は「淋しい」という感情を思い出していく――。舞台で出会った4人の共同生活が、1人の青年の人生を変えてゆく。『家族じまい』『ホテルローヤル』の桜木紫乃が贈る、著者史上一番笑って泣ける”家族”小説。
一気読み。
時代が昭和50年設定。貧しいとか、学がない、家族に恵まれていない、でも、今の時代よりは、まだ「先がある」まだ自分でやりなおすチャンスがあると言える時代だったんだろうなあ…章介が今の時代だったら、そのまま、持ってるもののまま、だったでしょう。キャバレーに集う3人の50前後の大人たちが、実に素晴らしい。もう人に助けてもらうとかいうのではなく、こういう立場の大人でありたい、と思いました。
だけど、この時代の同年代と比べると、-15歳から―20歳くらい、精神的に若いような気がする、人生が100年になった分、大人になるのも先なんだろうか。

 

誰からも愛された弟には、誰も知らない秘密があった。突然姿を消した弟、希望(のぞむ)。行方を追う兄の誠実(まさみ)は、関係者の語る姿を通し弟の持つ複数の顔を知る。本当の希望(のぞむ)はどこにいるのか。記憶を辿るうち、誠実もまた目をそらしてきた感情と向き合うこととなる――。痛みを抱えたまま大人になった兄弟が、それぞれの「希望(きぼう)」を探す優しいエールに満ちた物語。文庫化にあたり、書下ろし短篇を収録。(解説・山中真理)

アダルトチルドレンのお話。ちょっとしんどい。現代の本ですね。親から引き継いだものが、素質も、何もかも、ひっくりかえせない、と大人になっても言ってるのが、読んでるとしんどい。

 

母が事故死した夜から、葵の日々は一変する。遺されたワインバーを継ぐのか。同棲しているのに会話がない恋人との関係をどうするのか。仕事、恋愛、家族――。人生を見つめ直し、傷ついた過去と対峙することになったとき、32歳の葵が選んだもの、そして選ばなかったものは……。第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞作。

恋愛小説でしたー主人公がありえないでしょう、というくらい次々モテるのだけど、これでもか、というほど、どの男もダメ。爽快なほど恋愛小説でした。恋愛に何かを求めるのではなく、自分のテリトリーを守ってから、そっからの恋愛のほうが、不幸になりませんよーという小説。そもそも32歳の恋愛の話。こういう人は50過ぎても結局、途切れなく誰かがいます。こういう人って、同性から見ても面白いんで、私は友達として、そばにいると好きです(実体験)。