今一番ハグしたい人は?
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9波の真っただ中らしいけど、大体、盆か正月あたりに毎回言ってるシステム。
コロナ禍による休校や緊急事態宣言、これまで誰も経験したことのない事態の中で大人たち以上に複雑な思いを抱える中高生たち。しかしコロナ禍ならではの出会いもあった。リモート会議を駆使して、全国で繋がっていく天文部の生徒たち。スターキャッチコンテストの次に彼らが狙うのは――。
哀しさ、優しさ、あたたかさ。人間の感情のすべてがここにある。
2020年春、新型コロナウイルス流行によってイベントや部活動が制限されていた時期から幕を開ける。未知の感染症だからこその不安や葛藤、行き違いの中で少年少女はどんな風景を見るのか。
辻村さんの文体は癖がなく、スラスラと、読めてしまうため、2時間ほどで読み終わってしまって勿体ないことでした。
2020年のコロナ始まりの時期からの中高生の天体観測活動を通じて、つながる物語。
殺人障害などの嫌な事件は起こらず、何が一番いやって、「コロナ」「コロナにまつわること」だけ。ここ2-3年前の鬱々とした出来事。そんな中で、中学生や高校生がたくましく生きてる姿に、大人としての先生たちの最終章に同じく感心してしまいました。
この本も2024の本屋大賞ノミネートされそうな爽やかな本でした。