今日は、これを観てきました。

実はミュージカル版の生きる、もWOWOWで放送したときに録画したけど観ていなくて、映画もみていなくて。

 

1953年。復興途上のロンドン。公務員のウィリアムズ(ビル・ナイ)は、いわゆる“お堅い”英国紳士だ。役所の市民課に勤める彼は、部下に煙たがられながら事務処理に追われる毎日。家では孤独を感じ、自分の人生を空虚で無意味なものだと感じていた。そんなある日、彼は医者から癌であることを宣告され、余命半年であることを知る— 

 

このあらすじくらいまでは知っているくらいで、行ってました。

が、泣くかなーと思いながらみてましたら、貯金降ろして、夜遊びしているあたりで、これは大丈夫だろうか、私は話に入って行けるか(劇場内に、大きないびきをかく人がこのあたりから増える)と思いましたが、同じ職場の部下、マーガレットに、打ち明けるあたりから、ジワジワきてしまい、その後は、ひたすら涙ダラダラ。

 

ネタバレ避けるの難しいので、気になる方は読まずに。以下は覚書として書きます。

 

「生きる」って、あと半年と思って、公園つくるために部下と精力的に頑張ったのはもちろん劇的で素敵なのですが、所詮、人間はいつか死ぬまでは生きているわけで、明日死ぬかもしれないけど、平均寿命だったらあと私なら30年以上生きることになる、人生楽しい劇的なことないなあ、平凡な暮らしに息がつまるときはある。

公園を作ったことは、役所のおえらいさんの手柄になってしまったり、で、日々の生活に流されていく中、まだ、市役所のお役所色に染まっていない市役所の一番新人の部下に、ウイリアムは「平凡な繰り返しに息がつまったときは」と遺品に彼宛にお手紙に残していて、それが、いいメッセージになりました。

公園を作ったことは小さなことで、いつか忘れられること、ただ、行き詰ったときは、精一杯、作った公園のことを思い出して

何かを残していないと焦る必要もなく、それを頑張った過程を思い出して、あれくらい頑張れたと思いかえして原点に返る。

 

この主人公のイギリス紳士な感じとか、フォートナムメイソンとか出てくるだけで、ちょいとおしゃれな感じで、黒澤監督のも観てみたらきっと印象変わるんだろうな。

ミュージカルだと、ブランコで唄う歌がキーポイントなんでしょうね、観てみたい、録画はみないまま消した模様。