ミーンガールズを日曜日に観てきました。土曜日にキングアーサーをとり、日曜日ついでに大阪あたりでやってるものをと、思ってから取ったチケットなので後ろから2番目の席でしたが、高さがあるので意外に視界良かったです。土曜のホテルが全然大阪空いてなかったので三宮に宿泊、11時ごろから森ノ宮に移動…結構遠い。ジャニーズのコンサートがあったりで、行きも混雑していましたが、帰りの電車が大阪マラソン帰りとぶつかったらしく、地獄でした。大阪のホテルが空きがなかったのも納得の人の多さでした。もうアフターコロナですね。

新作を2つ続けてみて、初見で話をとらえようと、この人はどの作品で観た人か思い出しながら、新しい人を見つける楽しみ、集中力もって、観るこの感覚、これも、コロナ前の観劇スタイルになったような気がします。ようやく日常。

 

ブロードウェイミュージカル『ミーンガールズ』
演出・上演台本・訳詞:小林香
脚本:ティナ・フェイ
音楽:ジェフ・リッチモンド
作詞:ニール・ベンジャミン
出演:生田絵梨花、田村芽実、石田ニコル、内藤大希、松原凜子、松田るか、小野塚勇人(劇団EXILE)、中谷優心、 黒須洋嗣、壮一帆、伊藤かの子、工藤彩、黒田陸、篠本りの、シュート・チェン、鈴木満梨奈、鈴木里菜、中嶋紗希、増山航平、松村桜李、村上貴亮、山﨑感音

主演の生田さん。トイレで昼食を取ろうとするシーンで、客席にサンドイッチを落下させてしまったのですが「すみません、とってくださーい」と声をかけて、最前列のおじさまが拾って渡してました。そのままお芝居に自然にはいっていきました。

普通の女の子でなおかつ、徐々にスクールカーストの頂点に立ちそうなビジュアル、数学に青春かけるリケジョ、どの段階もぴったりの役だったのではないでしょうか。シャウトするような歌も確かあったと思うけど、歌も、ジュリエットやコゼットなんかよりずっと、良さが生きるように思いました。グループアイドル上がりと、勝手に思い込んでフィルターがかかっていましたが、今後もいろんなものに出て行きそうだな…と思いました。御見それいたしました。

 

ダミアンの内藤さん、グレッチェンの松原さんは、こんなコメディタイプの演技も出来るんだなあ…と、歌はお上手だし安心でした。

 

レジーナの石田ニコルさん。ハスキーな声でかっこいい、スタイルもすごく良くてボスになったことを謝るなとか、最後もかっこいいし。

ジャニスの田村さんもいい声で、かっこいいタイプの人でした。カレン役の松田るかさん、この方もすごいスタイルで、天然な感じのセリフ回しも上手でした。

あと、アーロン役。このイケメンな人は誰だろう、観たことない人だけど、の小野塚さん。ジャニーズの人じゃないような?誰?と幕間に調べて、劇団EXILE所属と知りました。素敵な青年でした。

どれもこれも配役素晴らしかった。

 

ストーリーは、ステイホーム中にいくつかのアメリカのハイスクールものをドラマや映画や観てたせいで、アメリカのハイスクールものっぽいな、と思いました。アメリカンジョーク的なものはこれ、笑いどころなんだろうけど…と思ったりするけど、テーマは、良かったと思います。壮一帆さん演ずる先生が生徒にいう「人にばかといっても自分が賢くなるわけではない、他人の見た目けなしても自分が美しくなるわけではない」の気持ちは大事だよなあ…学校生活だけではなく、大人になってもそういうこと出来ない人たくさんいるし。

 

エンタメ作品として、正しい作品だったと思いますし、生田さん、ミュージカル女優さんとしてこうやってしっかり活躍していくんだなあ、と見直せた作品でした。客席は周辺「いくちゃんが…いくちゃんの・・」言ってる若い女性もいたりでおじさんばっかりじゃないんだ…と思った。(カテコで私の左前方で「いくちゃーん」と声をあげていたのは、完全におじさんでしたが)