書いておかないと何を読んだか、忘れてしまうので記録。


買ったあとで、受賞作って難解だな、と思いました。何とか読み切る。

ことことこーこことことこーこ
1,620円
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痴呆の始まった母とバツイチ出戻り娘との物語。スイスイと読めます。テーマは身につまされる感じではあるのですが、文体でしょう。


タイトル通り、毒親のお話し。読後感も悪いし、湊かなえは、こうだった、と買うたびに思うのでした。さらさらっと読めるけれど、薄いかな・・古本ゾーンです。


女性二人を軸にした、半世紀弱にわたるお話。主人公側の「人のせい」にする思考回路がいやだなーと思ったんですが、自分で選択する選択が少ない時代の女性の思考回路ってこんなもんか・・・でも、朝ドラとかになりそうな、ストーリーです。


東北の地震のお話し。津波の描写がとても怖い。
テレビドラマ的な進み方な話ですが、この作者のかたの本はこんな話が多いようです。読みやすい。



エッセイなので軽い。東京から月1度、都道府県を1つづつ回るので4年かけて記録されている。私も時々似たようなことをしてます。私のひとり旅もこんなもん、地域の人たちとの積極的ふれあい、ないもん、ホテルでお惣菜も平気、観たい場所を観て写真撮って、家に帰ってなじみのものをみて日ごろのありがたみを感じる、って感じです。

以下3冊は面白かったです。

みかづきみかづき
1,998円
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みかづき、は教育論として面白い。
世にも・・・は「世にも奇妙な物語」のテレビの世界観をこのように文章にすると表現出来るんだな・・・と・
緑と赤。パスポートの色の話です。文章化されると、何となく、自分の思想の根底にあるものをさらされるような気がする。ヘイトスピーチしたり、それに抗議したり、激しい表現をすることはないけれど、すごいフラットでいられるかというと、出来ないひとです。物語の結論もきれいにまとめてはいなくて、道徳の本みたいになっていないところも面白い作品でした。