年末年始にかけ、星の王子さま、銀河鉄道の夜を改めて読み直しました。年とって読み直すと感じ方が違うというより、子どもの頃読んで、何かを本当に感じてたのか?と思ってしまいます。



新幹線で読むように買った、湊さんの文庫新刊。



短編ですがリレー形式で物語が繋がります。冒頭に未完の小説が出てきて、そこから繋がる物語。イヤミスではありません。北海道行きたくなる。

私も田舎暮らしだから、花咲く丘、の主人公の気持ちの感じ方、独り者なので湖上の花火の主人公の解釈もわかるし。肝心の未完の小説の『おわり』もあたたかい。

私も一冊小説書けるかも、というくらいいろんな経験を新鮮に感じて生きたい、と先日の直木賞受賞ニュースでチラッと浮かんだ憧れ。(私の人生では私は主人公なので、いつか描こう、ネタ蓄積と思ってさまざまなことを耐えるための妄想です笑)



昨日は新幹線乗ろうと思ったら、ちょうど新幹線が止まった直後で、出発直後の新幹線が数十メートル進んで止まってました。予定時刻から50分くらいすでに止まっていて、私の新幹線もいつかわからないし、電車🚃に替えて、安上がりに帰宅。新幹線内だと、ホームはそこにあっても出してはくれないでしょうから、乗る前で、良かったし、こういうまさかの時の缶詰対策を最近怠りがちだったため、今日はまた飲み物食べ物、トイレ早め対策などと思い出しました。



順調に品川付近まで着いたので、ちゃんとTENTH間に合いそうです。

追記。帰りの新幹線はこれ。
奇跡の人 The Miracle Worker (双葉文庫)/双葉社

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介良れん(ケラ・レン)・去場安(サリバ・アン)に、三重苦との闘い…
設定が明治時代の日本ですが、
あのヘレンケラーとサリバン先生のこととはいえ、この名前でいいの?と思いながら読んでいました。
が、結果、私が子供のころに読んだヘレンケラーとサリバン先生の伝記を読んだときに、絶対感じていなかっただろうなあ…という感想を持ちました。視覚 聴覚といった誰がみても分かるものに障害を持っている子供だけではなく、ほとんどのひとが普通に何気なく出来ることができない子供への、そのでこぼこの隙間と隙間を埋めていく教育の本質に通じるんだなあと、根気がいることです。サリバン先生が厳しいだけのように感じていた子供時代の読書と違って、伝記のほうを読みたくなりました。
この本に関しては秋田の藤本吉右衛門氏の登場するエピソードに泣かされ、ここが原田マハさんっぽいなあ、と思いました。

今年も文庫の新刊はとりあえず買って読むことにします。