観たいなあと思ってましたが、取り扱う映画館が少なくて。私の近隣には待っててもこなさそうなので、昨晩観てきました。
内容はとても有名なのでネタバレもないと思いますが、間あけます。



舞台ですが、引いてとってなくて、基本、顔がアップなので役者さんたちの表情が見えます。
オープニングのアンサンブルさんたちの、実は娼婦さんたちのだかれている時のそれぞれの傷ついてそうな苦しそうな顔の表情とかもカット割りで入ってきます。色々、やってることはかなり、えぐいことが多いけれど、これくらいの方が、説得力があって良い。

ジジの歌と表情でまず泣かされる。物悲しさもあるし、強い声がいい。中野さんはこれをそばでみてたのですね。
キムとクリスもいい。キムは綺麗すぎずかわいいおぼこい娘風なのに歌がうまい。
クリスは、頭が小さくて、坊ちゃんっぽく、アメリカ人って感じ。並ぶとバランス良くて、ああ、二人は恋におちたのね、とわかりやすい。表情豊かだし、流石にボディータッチ多め。ボディタッチ、これ日本でやると大変だろうなあと思うけれど。
度肝を抜かれたのはジョン!これは日本では無理だけれど圧倒的な存在感。怒ると怖い!軍曹だ。歌はミュージカル王道な感じじゃないのかもと思いましたが、歌も素晴らしい。ブイドイの最後、すご〜いと、思いました。
納得は、エレン。眠るあなたは〜でキムがしたでエレンが上のセットで歌うところ、出だし、声、低い、と思いましたが、かえって声質的に似てないところが、いい。見た目はお母さん?って感じでしたがエレンはこうあって欲しい、っていう母性をバシバシ感じる。ホテルでキムと会ってからの説得力もかなり、あります。これくらいタイプが違う方が(キムが子どもっぽく、エレンが大人な女)今はエレンだ、でもあの時の心理状態は暗闇のなかで、出会ったキムだったと、苦悩してるクリスにある一定の理解は示せます。
演技派なトゥイ。顔観たら中尾明慶くん似てる、と思ったら、そうにしか見えず。
表情が素晴らしくて歌もすごくいい。撃たれるまでのあのバラック小屋みたいなシーン、心の移り変わりがわかってかなり、グズグズしました。キムを一度処刑しようとして、部下を止めるところ、子どもの存在を知って、恥じり、恐れるけれど、それでもキムをひたむきに愛している姿。倒れた目から落ちる涙にまた泣かされた。
そして、エンジニア。向こうの観客はがっつり、エンジニアの笑いどころに笑うので気持ちよかった。小柄なんだけどエネルギッシュ。怒ると迫力あるし、ふざけるところはふざけるし、そして、ビジュアル、普通にかっこいいわ。キムがクリスがタイに来ていることを知り、まだ会う段取りをつけてないときに、早く会いに行け、と怒るシーン、最後の頼みの綱だから、必死で迫力ありすぎ。

dvd出てるんですかね?私は買いたい。
英語の歌詞が心地よく、何度も観たい。

< 出演 >
エンジニア= ジョン・ジョン・ブリオネス
キム= エバ・ノブルザダ
クリス= アリスター・ブラマー
エレン= タムシン・キャロル
ジョン= ヒュー・メイナード
トゥイ= ホン・グァンホ
ジジ= レイシェル・アン・ゴー


< 25周年記念スペシャル・フィナーレ >
ゲスト出演: ジョナサン・プライス
レア・サロンガ
サイモン・ボウマン


< CREATIVES >
製作: キャメロン・マッキントッシュ
脚本: アラン・ブーブリル/クロード=ミッシェル・シェーンベルク
歌詞: アラン・ブーブリル/リチャード・モルトビー・ジュニア
追加歌詞: マイケル・マーラー
音楽: クロード=ミッシェル・シェーンベルク
監督: ブレット・サリヴァン

一幕のとこと、スペシャルカテコの合間に休憩。
スペシャルカテコ、レミゼラブル、こんなの観たいわー!!6月17日だけしか行きませんが…
間あけます。


スペシャルカテコ、初代キムが、出てきて、すごい歓声。キムでファンティーヌでジャスミンの声の人。
本公演のジジと歌う。ジジアレンジして歌って負けてない。
「最初の男は特別よ」
と初代クリスがきて、本公演のキムクリスとうたい、ペアシャッフル。年の差カップル!現クリスが初代キムに熱烈にキス、おおーと声をあげました(男気あるわ、お綺麗だけども、心の中)
流石に逆ペアは初代クリスが現キムを熱烈ハグ。初代クリスはクリスでマリウスでマリウスから、のちにジャンヴァルジャンだそうです。
すごいのが初代エンジニア、魅せること。観たことあるなと思ってたらパイレーツオブカリビアンの総督でした。おじいちゃんだけどお茶目で可愛い。アメリカンドリームの中にもアメリカンなブラックジョーク(自虐ネタも大いに)も飛ばし、おおいに笑いました。