「死ぬってことを考えると、怖くてしょうがないんだけど」
と甥に言われ、私も同じく小学生の時に、身近な人の死があったりすると、夜寝る前に考えて眠れなかったことを思い出してしまいました。その当時にどのように答えをもらったのか、得たのか、さっぱり覚えていませんが、私が今、小学生に答えた回答、
「人はいつか必ず死ぬんだけれど、多分、死んだあとには、別の天国みたいな良い世界があって。
良く頑張って一生懸命生きてから、死んだら、良く頑張ったね~って、天使が迎えに来てくれて、向こうで待ってくれる人がいるよ。おじいちゃんも、おばあちゃんも。
多分、@@くんが死んだころには、多分ppちゃんとかパパとかママとかいろんな人が先にそこにいると思うけれど、ppちゃんは、いい匂いのする、綺麗な良い場所に一人でのんきに暮らしているはずだから、遊びに来てね」

後半は個人的事情ですけれど、答えながらあの場面や、あの場面が思い浮かぶ色々なミュージカルエッセンスの散りばめられた回答、答えながら、泣けてくるのは、平均寿命なら、半分生きてるからだろうな…小学生には半分も理解できないでしょうと思いましたが私も当時、大人からきいた回答も覚えていない。(「すごいイケメンが迎えに来るんだね」と返した甥、なかかか、やるな…)。

どうしても死は避けられないので、ミュージカルでは、良く出てきます。
充分に使命を果たして、満足して天に召される人、こういう人の死、こうありたいと、前よりも切実に思うのか、涙が止まらない。

その逆、パターン。

昨日の作業BGMは、DNA-SHARAKU。
心がアッキー求めたのかしら。ちょっとしか出ていないけれど、この作品は流し見してると、ものすごいいい声の人がいたら、ミュージカルでおなじみの人、画面を観てないときはその他の人、というくらい、いろんな人が出てたんだなあ、という作品だというのを思い出しました。

この作品のアッキーの役は、在人(あると)という役。人工知能「サイ」と唯一交信できる偉い総裁(坂元さん)のいう事を良くきいて、在人自身は人間というものを軽視してて、ばっさばっさ、躊躇なく、人を殺していくわけです。カラコン入れて、ビジュアルは、人じゃないみたいだし、ホントに、職務に忠実で、自分の信じているものにまっしぐらな役です。結局、自分が信じていた「サイ」や「総裁」が考えを改め、方向転換したことで、自分の正しいものがわからなくなって、自殺しちゃいます。
ばっさばっさ人を殺す、役だというのに、嫌いになれなくて、この役が物悲しくて、切ないのは、あの声の特殊な才能なんだと思います。

職務に忠実な人が挫折して苦しむ、これもミュージカルあるある、と思います。

こういう役柄は実力あって、なおかつ、私が好きな声の人がやってくれると尚、涙が止まらなくなります。

ただ、自分の自分の信じるものがあるというのは、良いことだとおもうのだけれど、妄信的過ぎるのは、命とりだなあ、と、これがダメだったら、あっち、などなど、たくさんの選択肢があることに気づいて、柔軟にその時々で対応できる人になりたい。こういう人は劇中では死なないので泣かされるということはないけれど、自分の生き方はこうありたい、と割と一途系の私は思うのです。

昨日、「人生で大事なことは〇〇から学んだ」という番組タイトルをちらっとみたので、書いてみました。