先週の王家の紋章から、次回の観劇まで2週間あきます。ようやく休みなので、しばし旅に出て、数日仕事しなくていいから、あほなことをつらつらと。

私の少女マンガ的なものへのアレルギーについて分析と王家の紋章。

少女マンガ原作のミュージカルと言えば、私が2月に観た「花より男子」
こちらも原作は読んでいないし、ドラマも苦手で、未見の状態でミュージカル観たのですけれど、結構面白く、観ました。この作品は、私の好きな、笑いのポイント、笑ってほしいと思ってるんだろうなと思うポイントがあり、全体として面白い、ミュージカルだったという思い出。

あの作品も、
道明寺司っていうとてつもない金と権力のある名家のボンボン、自分の意のままに周りの人が動いてくれるっていうのが当然、っていう男と、
言う事を決してハイハイとは、聴いてくれなくて、むしろ意見してくる生意気な女、つくし
生まれ育った環境が違うために、色々、価値観が違う、だんだん、二人が惹かれていって、お互いに好きになっていく。
(原作、読んでないので違うかもしれないけれど。)

っていう大まかなところはメンフィスとキャロルは似てるんだろうと思いながらみていました。

私は、この手の作品で、ぎゃあぎゃあ、言ってくる女の人のことが、あまり好きじゃないです。人を変えようと思うな。どうせ、男の金と権力を自分だって利用するだろうし、根本的に価値観の違う人と生活していくのは絶対無理でしょ、嫌なら男なんかに頼らず、一人で生きて行けばいいのに、って思ってしまう、思考回路が、私の生育環境的にありまして。

だから、エリザベートの事もその時代で気の毒だけれど、なんか、どうも好かんなあと思ってみてます。国のお金使って生活してるんだから、義務は義務でしょう、とか。
これは少女マンガではなく、史実だけど、普通の女の子が、皇后になる話だから、少女マンガ的ではあります。

でも、好きと嫌いは裏返しで、要は、私はそんな女子たちに嫉妬しているんだ、と最近、気づいてます。結局、うらやましいんだ、私は。
いいなあ、強引な男に迫られたいわ~(ただし、好みの容姿の男性に限る)、
強引な男にぐらぐらしてるところに近寄ってくるちがうタイプの2番手も良いわね~(やはり、ただし、好みのタイプの男性に限る)、
遠くから見守っている無害系のもいるといいわねえ~(ここはどんな容姿でもいいや、不快感を感じないタイプなら)

だから、この王家の紋章の世界が全くダメなわけではなくて、そんなこと考えながら見る分には、ひと時の、妄想ってことで、楽しい世界だと思うのです。特にこの作品、好みのキャストがいるわけですから。それぞれのソロもいいものがあったのに、印象に残っていないのです。
エピソード盛りすぎてて、それに浸る間もなく、展開していくので、サラーっと流れていく感じがあり、やはり、何か、アクセントが欲しい。笑いじゃなくても、意識がパッとひきつけられるような、ポイントが盛られないかと。腕ポキですぐ、すたすた市場散策してたりするのも、エッと意識はひきつけられたけれども…

やはり1回で理解するには壮大な世界なんでしょうけれど、どうやっても今年は観られないので、来年、私の頭で楽しめるように、なっていると嬉しいです。