浦井君のコンサートのあと、こちら。私の行った日のダブルキャストは涼風さんではなく彩吹さんでした。
2月1日で千秋楽だったので、曲などを絡めて感想を書いてもいいかも、と思い、今日書きます。ただ、人間の記憶って一日経つと、薄れていくもんで…




一路真輝、真琴つばさ、香寿たつき、姿月あさと、彩吹真央
LE VELVETS(バリトン:宮原浩暢 黒川拓哉 テノール:佐賀龍彦 日野真一郎 佐藤隆紀)

私は宝塚に関しても、不勉強なので、初めましての真琴つばささん(テレビでは良く拝見する)と、彩吹真央さん(ラブネバーダイは笹本さんでしたが、顔はわかる)。
そしてLE VELVETSに関しては、佐藤さん以外は全員、初めましてだったので、誰?状態でしたが、観てるうちに、顔認識可能に。私の脳はある年齢以上のおじさんの顔認識能力は著しく低下するのですが、この年代は大丈夫。180cm以上の5人なので、並んでも、元男役の宝塚の貴公子はりりしいけれども、ちゃんと女性らしく、引き立つので、見た目バランスが良かったです。

一番印象に残ったのは 観劇当日に書いた、近くの席のひと、ではなくて
Le Velvetsのエリザベートより、「皇后の務め」
ゾフィのパーツを1フレーズづつ、「まだ早すぎるわ!」と歌い始めたところで、
佐賀さんがシシィパーツを歌い、「おはようございます」「まだ5時です」などなど、女性声で歌い登場。これが、結構、小芝居をされるもので、おもしろすぎで、「乗馬の稽古を…」で打ちひしがれたりします。
「フランツ助けて あなたが頼りよ」で佐藤さんが皇后1フレーズ軍団から登場、
でもなぜか
「皇后の義務 学ばなくては 自分を抑えて生きるのだ」はあのかっこええ声ではなく、ちょっと平坦なアホ声ぽく歌い、
「僕は君の味方だ でも母の意見は 君のためになる筈だ」はあのかっこいい渋い声で歌うという落差。そして、佐賀さんと佐藤さんが寄り添いつつ、捌けて行きながら佐賀シシィはフランツの肩に頭をもたれさせつつ、
「わかったわン」と機嫌よく出て行くっていう…
なんていうか、斬新な嫁姑バトルでした。

その後は、ちょっと、集中力そがれることが多すぎて…というのもありました。5人そろったり、ごひいきの人が出ると、それはもう…で。


印象に残った歌われた曲を。
姿月さんは、The Music of The Nightを歌われたのですが、とっても迫力があって良かったです。ほかも、時が来たや、彼を帰してなど、コルムさんが歌うような歌い上げる曲を歌われていて、どれも女性が歌われるのが初めて聞いたので、新鮮でした。

一路さんは香寿さんと「闇が広がる」を歌われました。宝塚で実際に演じていた役通り、というのは不勉強な私でも知っているので、ありがたく拝見しました。
一路さんのソロでは「僕は怖い」、香寿さんのソロ「ブイドイ」が印象に残りました。

真琴さんは「キッチュ」客席降りで、とっても楽しそうに歌われてました。テレビのイメージ通りサービス精神ありそうなお人だなあと。

彩吹さんは「影を逃れて」と「サンセット大通り」どちらも好きな曲なのですが、とてもかっこよかったです。

Le Velvetsの皆さんはそれぞれに、ソロで歌われたのですが、選曲もあるんでしょうけれど、佐藤さんの「神よ何故」がとても良かったです。声がいいんでしょうね、声量もあるし。
顔は宮原さんが好みかな~グランドホテルでみるのを、楽しみにします。「君住む街」を歌われていました。

座ってみるまで、座席の場所ではなく、周辺の人というのも、運のうちだなあと思った次第。
けれど、公演期間も短かったので、貴重な公演、観に行けて良かったです。