
ラ・マンチャの男、観てきました。
「見果てぬ夢」
騎士としての使命をアルドンザに語り、
夢はみのりがたく~が始まると、泣いてしまいました。涙もろいので。
最後のサンチョとアルドンザに抱えられて立ち上がる、死の床から立ち上がる芝居のところからは涙が止まらなくて。幸四郎さんは素晴らしかったです。勇敢なドンキホーテの場面は若いころの方が良かったんだろうなあと思うので、もう少し前に観たかったような気もしますが、私が若いと、色々なことがわからなかったかもしれないので。
あるがままの人生に折り合いをつけずに、あるべき姿のために闘っていこう!と、前向きな気分になりました。
アルドンザの霧谷大夢さん。ドスのきいたセリフや、立ち回りは、さすが男役!な大迫力でした。特に、宿屋の男たちに乱暴される場面の、動きのしなやかさにはびっくりしました。ドルネシアの時は娘役の人ような歌声だったですが、立ち回りのかっこよさの方が印象に強く残りました。ドスが効いた歌声、好きです。松さんのもみたかったな~
サンチョ。駒田さん、歌、上手い。レミゼのテナルディエとはまた違った、いい人のお調子者感が出ていて、笑わせどころも達者だし、ドンキホーテのことがとにかく「好き」で忠誠心があるところが良く伝わりました。
マドリッドのドンキホーテとサンチョの像。私はトリミングし、きりました。

ドンキホーテの馬とサンチョのロバの人のダンスも、被り物で、やるのが凄いなあ、と思いました。
牢名主の上條さん、神父さんの石鍋さんも味わいがあり、歌声も朗々としていました。
カラスコ博士が背の高いがっちりした人だなあ、と思ってみてましたが、宮川浩さん、名前は観たことあるけれど、実物は観たことない人でした。
カテコは見果てぬ夢を、ご一緒に、でした。こっそり歌いました。
いつか見れると思っていたら見れなくなることもあるので、今日、見に行ってよかったです。幸四郎さん、73歳、お元気でいつまでも、続けていただきたいですし、ほかの人がやるのは、大層、きつそうなくらい、役と一体化している感じ。
名作と言われるのは良くわかりました。精神的に大人になった方が、楽しめる作品だと思いました。
旅行写真、ついで。フェリペ4世↓レディベスのフェリペ王子の孫だっけ?こういうのも、ミュージカル観る前にみにいったので、熱心に見ていないので、記憶に乏しい。
